お金の勉強は、早いうちにしておいた方がいい。
子どもから少し大人になるタイミングで、お金の勉強になる本はないだろうか・・・
もし、そんな方がおられるなら、もう20年近く前に発売された本ですが、
これ、ぜひおすすめしたい本です。
お金の勉強は早いうちに
小学5、6年くらいから中学1、2年生くらいの方におすすめです。
このくらいの年代って、だんだん行動範囲や交友範囲が広がって、しかも、大人が思うよりも「お金」について現実的な悩み・・・
例えば、
- お金があればもっと買いたいものを買えるのに
- お金がある人が偉いのかな?
- お金がないと、友達と一緒に遊びにいけない
- お父さんって、どれくらい給料もらってるのか?
- 今住んでる家って、「住宅ローン」いくらだろう?
などと、友達と話したり一人で何となく考えたりしているものです。
ただ、「お金の話」って、しない方がいいんだろうな・・・ と、なんとなく感じているものなんですよね。
だからこの時期に
- 世の中のお金の仕組み
- 何のためにお金儲けをするのか
- お金と夢の関係って?
といったことを知っておくのは、とてもいいことだと思います。
ストーリー仕立ててわかりやすい
お金の話の本って、何だか難しそう・・・ と思うのは、大人の思い込み。
とくにこの「イヌが教えるお金持ちになるための知恵」は、優しい言葉でストーリー仕立てになっていて、きっと「とっつきやすい」と思います。
もちろん、大人が読むのにもスラスラ読めて、すぅーっと腑に落ちる感じがします。
簡単なストーリーは・・・
傷ついた犬を飼うことになった11歳の女の子、キーラ。
その犬をマネーと名付け、世話をしていたらある日なぜか会話ができるようになりました。
キーラはマネーから、生活の中で起こる出来事や親との関係のなかでから、「富の法則」や「お金儲けのルール」を時には厳しく、特には優しく説かれ、どんどんお金について学んでいき、稼げるようになっていく・・・
というもの。
マネーという犬が、貯金や借金について、お金を稼ぐ方法や心構え、投資についても優しく教えてくれます。
3つのおすすめポイント
わたしの考える、このイヌが教えるお金持ちになるための知恵のおすすめポイントを3つにまとめると、
- ストーリー形式で読みやすく、理解しやすい言葉と表現で書かれている
- 本の中で時々出てくるワークが、簡単なレベルで手軽に取り組める
- なんども読み返したくなるような、言葉に響く言葉が多い
ということです。
大人が読んでも心に響く名言
ストーリーもわかりやすく、ワークもとても大切な気づきがあるものですが、手軽で簡単です。
そして、「保存版」にしてなんども読み返したくなるような、心に沁みる名言がたくさんあります。
例えば・・・
[aside type="boader"]
「何かやると決めたら、72時間以内に実行に移すこと。そうでないと永久にできないだろうね。」
「やると決めたことは迷わず実行に移さなければ駄目だということなんだ。ただよく分からないという理由で、ためらってしまって、結局なにも実行できない人があまりにも多いんだ。」
「やってみるんじゃなくてやるんだよ。(中略)『やってみる』なんていうのは、前もって自分に言い訳しているにすぎなんだよ」
「一番いいのは、まず何が好きかってことをはっきりさせることだよ。それからどうやったらそれでお金が稼げるか、よく考えることだ。」
「それはお金のない人たちが決まって犯しているミスなんだ。つまり彼らはいつもさしせまった事柄にかまけていて、大事なことをする時間がなくなっちゃうんだ。」
[/aside]
などです。
ただこうやって抜き出すよりも、前後の文脈を併せると、よりグッと心に突き刺さる感じがしますし、腑に落ちます。
まとめ
この本は、もう20年近く前に発売された本ですが、わたしはいまだに時々読み返しています。
書いていることに古臭さを感じないのは、書かれていることが不変のことだからでしょう。
この本を買った当時は借金があったので、その返し方がとても参考になって実践したおかげで、返済と投資資金づくりが同時にできました。
また、どうやって貯金をしていこうか・・・ という面でもとても参考になりました。
表現がとても優しくてわかりやすいので子どもにもおすすめですが、これからお金の問題に直面するであろう大人にも大変おすすめです。
また、最近 村上世彰 氏の監修によってリニューアルされ、「マネーという名の犬」というタイトルで発売されていますので、ぜひ読ませてあげてくださいね。
また大人が読むのもおすすめです。