7月7日が結婚記念日ということで、毎年この時期あたりで妻に何かプレゼントするようにしています。
妻のリクエストが「モノより思い出」ということで、今年は近場で前から行ってみたかった 星野リゾート ロテルド比叡に宿泊することにしました。
予約はもちろんロテルド比叡の公式HPから。
なぜなら公式サイトからの予約が「ベストレート保証」などがあって一番お得だからです。
2020年4月加筆
ロテルド比叡は、2015年からの星野リゾートとの運営業務委託契約の終了に伴って、もともとの運営母体であるホテル京阪に戻りました。私が宿泊した時とは提供されるサービス内容などが異なっているかもしれませんのでご注意ください。
目次
ロテルド比叡 外観とお部屋
ロテルド比叡は滋賀県と京都府の間にある比叡山の、琵琶湖が望める山中にあります。
車で行く場合は比叡山ドライブウェイを通らないといけないのでちょっと高めの通行料負担がありますが、フロントで割引通行券がもらえますので、田の谷峠ゲートからホテルまでの往復は、実質無料です。
JR京都駅八条口から無料のシャトルバスもありますし、路線バスや電車・ケーブルカーを使って行くのも楽しそうです。
まずは外観とお部屋の様子
とてもシンプルな外観です。
今回のお部屋は、スタンダードなツインルーム。
お部屋には タイプによって PARIS、SAVOY などとニックネームがついています。
中に入ると、シンプルな作り。
アロマディスポーサーや加湿機能付き空気清浄機も設置されています。
必要にして十分な清潔感もありました。
ロビー下にはお茶を飲みながら本を読める落ち着いたスペースもあります。
人が少ないのもあって、非常に落ち着いた空間です。
眺望が最高です!
比叡山の中腹に位置するロテルド比叡。
テラスに出ると、滋賀県大津市側のびわ湖の眺望が楽しめます!
この景色を観ながらのんびりできます。
妻と二人で隣同士座って景色を眺めたり、持ってきた本を読んだりしながらゆっくりと過ごしました。
いろいろ体験してきました
のんびりするだけでなく、いろいろ体験してきました。
モッツァレラチーズ造り体験
このチーズ造り体験は火曜と土曜しかやってませんので、火曜チェックインの僕たちは、チェックイン前に参加させていただきました。
チーズについて説明を受けながら、ポットのお湯を注いだお椀の中で用意してあるチーズをちぎってコネて丸めます。
丸めたものを二つに分け、
一つはタテヨコ、タテヨコと折り重ね、伸ばしを繰り返しいい感じになったら(笑)、丸めてお水につけて冷やす。
もう一つの方は、
二つ折りして伸ばし、また二つ折りして伸ばしを繰り返し、いい感じになったら(笑)、やはりお水につけて冷やします。
タテヨコ・・・ にして丸めたほうは、ナイフで切って、いろんなソースをつけて食べましたが、シンプルに塩が一番美味しく感じました。
二つ折りにして・・・ のほうは、不思議ですね・・・ さけるチーズが出来上がり、こちらもいろんなソースをつけて食べると、プロセスチーズとは違うコクのある旨さが最高でした。
イメージしていた以上に楽しかったです!
もともとチーズは好きでしたが、こうしてプロから話を聴きながら体験すると、また興味や知識欲も湧いてきます!
今度はどこか牧場で本格的にチーズ造りを体験したくなりました。
近江ほうじ茶の発酵利き茶
ロテルド比叡ではチェックインの際、お菓子と3酒のほうじ茶が提供されます。
ほうじ茶は発酵の度合いによって異なる3種を飲み比べ。
飲み慣れたほうじ茶(一番左)と完熟させたほうじ茶(一番右)では色も香りも味わいも違いますが、ボクの好みとしては「完熟」が一番うま味とコクがあって、美味しかったです。
熟成度合いによって、味も香りもまったく違うんですね。
京都や滋賀ってどちらかというと抹茶のイメージが強いですが、食後やリラックスタイムはやっぱりほうじ茶。
そもそも、ほうじ茶の味わいがこんなにバラエティ豊かなんだと知れて、もっと探求したくなりました。
山床カフェでアフタヌーンティ
ほうじ茶と他に数種類のお茶はティーサロンでいつでも飲めます。
焼き菓子もあり、びわ湖を眺めながらのティータイムはもう気持ち良さ別世界でした!
景色を眺めながら、自然の風や音を感じながらゆっくりした時間を過ごすのって、本当に贅沢!
こういう時間を人生にもっと取り入れたいと、心から思います。
夏場限定のお酢ベジ朝食
6月1日〜8月31日までの夏場限定で、野菜とお酢で楽しむ朝食を楽しみました。
ドレッシングにかける豆乳湯葉のドレッシングが甘みと少し感じる酸味のバランスがよくて美味しかったです!
2種類のスムージーもとても濃厚だけど飲みやすく、おかわりが欲しくなるくらいでした。
また、朝食前にお酢をお水で割って飲めるようになっていて、朝日に輝くびわ湖を眺めながら飲むと、体に元気が浸透する感じがします^^ (空腹時のお酢は薄めで)
国宝 延暦寺での朝のお勤め
事前に申し込んでおくと、朝の延暦寺・根本中堂でのお勤めに参加できます。
この時期にしては寒かった朝、朝のお勤め出発前のホテル前は、霧に覆われていました。
ホテルから延暦寺へ向かうドライブウェイでは晴れて入れば朝日に輝くびわ湖が眺められますが、この日は霧に覆われた幻想的な雰囲気。
奥の方に近江大橋が見えますが、写らないですね。
根本中堂は現在修復工事中なので外観は工事用シートに覆われていますが、中に入り仏様の前に座ると、すぅーっと心が落ち着く感じ。
お坊さんのお話も伺え、比叡山・延暦寺の歴史や生きる上での心構えなどを自分の身に取り入れることができます。
ワイン講座
夕食前にソムリエさんがワインについて少し教えてくださいます。
今回は3種類の白ワインテイスティング体験。
白ワインのテイスティングのポイントは、
・色(外観)
・香り
・味わい
ですが、そのポイントを教えてくださいます。
色が薄いか濃いか、香りはお花系か果実系またはお野菜系か、お花なら赤、黄色、白かなどイメージを膨らませて行く感じで、面白かったです。
およそ30分ですが、これを伺ってから夕食でワインを飲むと、よりワインの楽しみが広がります!
フレンチと発酵をテーマにしたオーベルジュ
ロテルド比叡はもともと、ホテル京阪系列でしたが、2015年から星野リゾートに運営を委託。
もともとは1988年に 比叡山ホテルとして開業したので建物や設備自体は古さも目立ちます。
そして、温泉・大浴場的なものはありません。
1999年、比叡山ホテル→ロテルド比叡 に名称変更された際、延暦寺をはじめとする比叡山やその周辺、京都やびわ湖への観光拠点として、そして山の上で楽しむフレンチをテーマとしたホテルとして生まれ変わりました。
星野リゾートが運営するようになって、今回のような「体験プログラム」が加えられて、魅力がアップしました。
滋賀の発酵文化を一つのテーマに、独特の「鮒寿司」をフレンチにアレンジ。
クリームチーズと貴腐ワインジュレの中にひとかけら閉じ込められた鮒寿司は、「苦手」という人にもぜひチャレンジしてみて欲しいなって思います。
食べてみてやっぱり苦手なら残せばいいですもんね。
ゆっくりと滞在や観光を楽しむだけでなく、様々な体験を提供される星野リゾート ロテルド比叡。
設備面の古さは否めないものの清潔感があり、スタッフの方々もとてもにこやかで親切。
人生を豊かにするのは、今まで積み上げてきた経験の外側にあります。
思い込みや概念を超えてみるってことですね。
山の上のオーベルジュでの滞在は、人生を豊かにしてくれるポイントがたくさんありました。
ロテルド比叡の魅力はなんと言っても眺望と比叡山
いや、ほんと良い滞在となりました。
天気がよければ、大津市と琵琶湖の美しい眺望を楽しめます。
夜も星が綺麗です!
そして、季節によりますが切りに包まれた幻想的な雰囲気は、霊場 比叡山の雰囲気を盛りあげます。
延暦寺散策も、そして麓の日吉大社も魅力あふれるパワースポット。
心が清められる感じです。
京都と滋賀の県境にあるロテルド比叡。
またいつか近いうちに行ってみたいと思います。