日本ではあまり馴染みがないためにネガティブなイメージで捉えられがちな「ブリッジローン」
「橋渡し」という意味の通り、融資を受けたい人が金融機関から正式に融資が出るまでの間、金融機関の審査が終わって融資が出てくるのを待っていたのではライバルに負けて取得できなかったり、建設を始められなかったりと機会損失してしまうので、ブリッジローンを活用することは、それほど珍しいことではありません。
ブリッジローン活用期間は、ほとんどの場合1年以内の短期間の「つなぎ」で、銀行融資よりは金利が高くなりますが、機会損失するよりもこうした短期の融資を活用したほうがトータルのメリットは大きいと考える場合は積極的に活用します。
また、銀行の融資が出ることを前提に貸し出しますし、短期間なので貸倒れのリスクはむしろ銀行融資よりも低いくらいです。
一時 人気がありすぎて運用資産の上限を設定されていた「ブリッジローンファンド」が10月から募集再開の見込みです。
前回募集していたのは2年前。
ここ2年で預かり資産 160億円増えて、約760億円。
それほど高い利回りではないですが、年利10%程度を安定的に見込めてリスク(振れ幅)も1%未満と大きくないので、安定したローリスクの投資として安心して運用できます。
ブリッジローンファンド概要
最低投資金額 | USD 10,000(約110万円)〜 |
通貨 | USD、EUR、GBP |
購入手数料 | 0% |
解約手数料 | 5%(1年ごとに低減、5年経過後ゼロ) |
年平均リターン | 8〜10% |
平均の貸付期間は半年程度。
全体の93%が1年未満での貸付ですから、貸倒リスクは低いです。
ここ2年の年間利回りは10%ほど。
月次で見てもマイナスがないので安心度が高いです。
融資資金の使途は、
融資を受ける企業の資金の使い道ですが、2021年は全体の42%がリノベーションのための借入、31%が購入、25%が建設目的です。
人気の要因として
- ルクセンブルク籍(オフショアで最も厳しい管轄)
- 欧州の中でも景気の安定しているドイツの不動産関連だけに投資
- ブリッジローンという流動性の高い資産
- ドイツの超大手企業が顧客という安心感
今回は貸付先も融資額も増えたための買付再開ですから、もっともっと増えていくでしょうね。
基本、いつでも解約できますが、5年経てば解約時の手数料がゼロになるので、5年ほど寝かせるつもりで安定運用のポートフォリオとして入れておいてもよさそうです。
投資する場合、サポートはさせていただきますが資金はファンド運用会社へ直接送金。
第3者が資金に触れることはありません。