インベスターズトラスト社のS&P500 Index という商品。
世界一の投資家と知られるウォーレン・バフェット氏は、自分がなくなった後の資産の管理について、
資産の90%はS&P500、残り10%は政府短期国債に投資せよ
と伝えているそうです。
S&P500 に投資すれば、自分が亡くなったあとも資産を生み、成長し続けることができると考えていることがわかりますね!
S&P500とは
S&P500は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される。
目次
インベスターズトラストとは
インベスターズトラストはケイマン諸島に本社を置き、世界に4つの拠点を持つ大手保険会社です。
ケイマン諸島は上の「世界の主なオフショア」にあるようにカリブ海にあるイギリスの海外領です。
設立は2002年で保険会社としての歴史はまだ浅いですが、全世界30以上の国や地域で事業を展開し、顧客5万人以上、預かり資産は7億米ドル以上と成長著しい保険会社です。
商品のラインナップも
積立型プラン
元本保証型プラン
固定金利一括型プラン
変額金利拠出プラン
と、日本人に馴染みある形のものも多く、日本国内で契約できるオフショア商品としては、人気の高い会社です。
インベスターズトラスト S&P500は元本確保
インベスターズトラスト S&P500 インデックスという商品はS&P500に連動しているもので、ごく簡単に言えば、アメリカの株価指数 S&P500 が上がれば運用成績がよくなり下がれば悪くなります。
この商品は、年間2,400 USドル (200 USドル / 月)から積立できて、プランに応じて「元本が確保」されます。
元本確保は諸条件を満たす必要がありますが、その割合は、10年で100%、15年で140%、20年で160% です。
つまり、15年間積立てすれば、投資額の140%が約束されているとも言えます。(ちょっと語弊があるので後ほど説明します)
15年だと、子供が3歳までに投資・積立を始めれば、18歳を迎えるとき、つまり大学などで多額の資金が必要になるタイミングで元本の140%が確保できるということです。
だから、日本の一般的な学資保険と比較して、インベスターズトラストのS&P500 を選択する人も、私の周りでは増えてきています。
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学資保険にも最適 15年で140%以上確保のインデックス投資
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元本確保されているから、安心です!
▶︎ 将来の一戸建ての頭金準備や子供の学費の準備にも最適!なぜなら140%の元本確保があるから
要注意! 元本保証と元本確保は違う
元本確保されているから、安心! と先ほど書きましたが、「元本保証」ではない点に注意が必要です。
インベスターズトラスト S&P500の魅力は、
- バフェット氏がいうように、今後も成長が期待できるS&P500に連動したインデックス投資である
- 条件を満たしていれば元本が確保され、投資商品なのに元本割れがない
ことだと思っています。
特に元本割れがないのは魅力的で、だからこそ安心して長期に渡って投資・積立ができるのですが、「確保」と「保証」の違いは知っておく必要があります。
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元本保証と元本確保の違い リスクを知って堅実な投資 資産運用をしよう
学資保険代わりにもいいと言われる インベスターズトラスト(ITA)S&P500 。 説明を読んでいて目に止まった文言が「元本確保」 「保証」じゃなくて「確保」なんだ・・・ ふ〜ん。。。 ...
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元本確保の仕組み
インベスターズトラスト S&P500 の元本確保の仕組みは、
高格付け金融機関が提供する仕組み債により元本が確保されます。(インベスターズトラスト社HPより)
とのこと。
仕組み債とは、オプションやスワップなどのデリバティブ(金融派生商品)を組み込むことで、通常の債券のキャッシュ・フローとは異なるキャッシュ・フローを持つようにした債券のこと。
ちょっと難しく感じるなら、「高度な金融スキームを駆使して作られる債券のこと」という理解でOKです。
インベスターズトラスト社は、元本確保される仕組み債の詳細を公表していません。
公表していないこと自体は、日本の会社を含む他の保険会社も同じです。
高格付け金融機関とは
- ドイツ銀行
- HSBC
- Citybankグループ
- モルガン・スタンレー銀行
- バークレー銀行
だと思われます。(これも公表していません)
(多分)この5つの銀行で運用される仕組み債によって元本確保されていると思われますが、インベスターズトラスト社は
投資家は、これらの発行体である金融機関/カウンターパーティリスクを負うことになります。
これらの金融機関が支払不能状態に陥った場合には、投資家の資本の一部又は全額が失われる可能性があります。
(インベスターズトラスト社HPより)
とも書いています。
つまり、元本確保の前提条件は、
これらの高格付け銀行が運用する仕組み債が破綻しないこと といえると思います。
とはいえ、仕組み債が破綻するような自体が起きる経済情勢の時は、世界のどこに投資していても大きな損失を被る可能性があります。
だから、投資する上でのリスクとして許容すべきことで、過剰に恐れる必要はないと、わたしは思います。
インベスターズトラスト S&P500の元本確保の条件
インベスターズトラスト S&P500 の特徴であり魅力の一つである「元本確保」は、高格付け銀行が運用する仕組み債が破綻しないことの他に、もう2つ重要なことがあります。
それは、
- 途中減額がないこと
- 途中(一部)解約がないこと
です。
- 月300ドルで積立てを始めたのに途中で200ドルに減額したとき
- プラン途中、満期前に一部でも解約したとき
などは、元本確保されずに元本割れの恐れがあるということです。
注意ポイント
一部のFPやブローカーがこのようなオフショアの投資や保険を勧めてくる場合、「あとで減額すればいいので、始めは多めの資金で頑張りましょう!その方が効率的に資産が作れますよ!」などと言ってくる場合があります。
自分が投資・加入する商品の内容や条件をよく確かめて、判断するようにしましょう!
専門家だからと、一方的に鵜呑みにしてはいけません。
なぜ、インベスターズトラストS&P500にしたのか
長期的な目線で、バフェット氏もいうように S&P500に連動する商品がいいと思いました。
ただ、世界的な投資家 バフェット氏がいうことが、(今までは成功をおさめてきたとしても)これから先の未来にも再現されるかというと、そんなことは誰にもわからないと思っています。
また、

と言われることもあります。
確かにその通りの面もあるのですが、それらは元本確保されていませんよね?
と言うだけの話です。
わたしは、インベスターズトラストのS&P500の魅力として「元本確保」は大きなメリットで安心と感じましたし、しっかりした格付け(A.M. ベストの格付けでA- 優良)を受けているこの会社が「元本確保の仕組みを整えています」というので、信じて託してみようと思っただけのことです。
投資や運用に、リスクはつきもの。
それをどう判断するかは、自らの頭で考えて決断すべきことと思います。
また、その決断を下すためのリテラシーの醸成に、今後も取り組んで行かなければと思っています。
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