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HSBC口座開設最新情報 難易度が上がる海外口座開設 作るなら早めに

2019年8月22日

【添乗員の実体験!】HSBC口座開設最新情報

 

最近、香港で銀行口座を開設する難易度が上がっていますよ!

 

という話は聞いていました。

 

 

でも、正直なところ

 

ある程度英語を話せて、担当者の質問に答えることができたらなんとかなるでしょ・・・

 

と思っていたのですが、思いの外 厳しかったようです。

 

 

 

旅行の添乗員をしている友人が香港へ渡航し口座開設に挑んだのですが、

HSBC香港、スタンダードチャータード、中国銀行(BANK OF CHINA)の3行に行ったけど、ダメだった(泣)

 

とのこと。

 

その方は、添乗員をしていることもあり英語はコミュニケーションに問題がない程度(少なくとも私より格段にスムーズ)、中国語(北京語・広東語ともに)も、少しゆっくりなら理解できるレベル。

 

何がダメだったのかを友人の話を聞いて考えてみましたので、香港で銀行口座を持ちたいと思っている方の今後の参考になればいいなと思います。

 

ただし、依然として「割と簡単に開設できたよ!」と言う人もいて、その基準ははっきり言えばその支店、その担当者(と上司)次第・・・ という感じもあります。

 

あくまでも参考にてお願いいたします。

 

 

海外で口座開設の目的は?

何をするにもその目的って重要ですが、最近の香港での銀行口座開設事情では、はっきりとしたわかりやすい「目的」を英語で説明する必要がありそうです。

 

と言うのも、

 

口座を開設するときに必ずされる質問に、

What is your purpose of opning bank account in Hong Kong? (香港で銀行口座を開設する目的は何ですか?)

と言うものがあります。

 

私が2015年にHSBC香港に口座開設したときはたしか・・・

 

I visit Hong Kong several times a year for work and tourism. I want to withdraw cash at that time.(私は年に数度、仕事と観光で香港を訪問します。そのときにキャッシュを引き出したい。)

 

と答えた記憶がありますが、今は、この答えではNGとなる可能性も高いようです。

 

非居住者である日本人が口座を作る目的

当時はよかった答えが今はNGとなる可能性が高いと感じたのは、その友人から口座開設の目的について

 

添乗員をやっているから香港に来たときに便利なように

 

と答えたと聞いたからです。

 

貯蓄目的もダメ

また、以前なら「貯蓄目的」でもよかったけれど、今は「日本人のあなたがなぜ香港で貯蓄しなければならないのか?」と突っ込まれて答えに窮する人もいて、NGになっている・・・ と聞きます。

 

英語が堪能で「日本は金利が低くて・・・」などと言っても、「普通口座なら香港もそうたいして変わらない」とハネられることも多いそうです。

 

出張や観光で香港に来るときのために・・・

香港で貯蓄したい・・・

 

これらの理由では、口座開設の目的として今ひとつ説得力がないと言えそうです。

 

 

報酬の受け取り ビジネス目的もダメ

もし、ビジネス的な目的 = For business と言ってしまった場合、建前上「個人口座はビジネス目的では使用できない」ので、基本 その時点でNGになってしまいます。

 

また、わたしは今、HSBC口座でほんの少しですがユーロや米ドル、香港ドルでちょっとした報酬を受け取っています。

 

そのようなことを言ってしまった場合にも、「ビジネスの報酬」はNG、給与とみなされる場合には、香港企業の雇用契約書や給与証明などの資料の提出を要求されるのでNGです。

 

そもそも香港に住んでいない日本居住の日本人だから、香港の企業の雇用契約書を準備できることはないですよね。

 

これなら大丈夫!? 口座開設 理想的な目的

香港になんらかの滞在ビザや永住権を持って居住していない日本人(外国人)が、口座開設の目的は?という質問の答えは、はっきりと「For investment (投資のため)」 と伝えるのがベターなようです。

 

ただ、そうすると

What kind of investment do you want to do?(具体的にはどのような投資するつもりなのですか?)

 

といった質問が来るので、保険だったり株だったり投資信託だったり債権だったりの具体的な銘柄など、香港の銀行でなければならないものを説明できるようにしておく必要があります。

 

そして保険なら、「口座開設した後、このIFAに行くことになっている」などと言えるように、何か資料(例えば香港の保険のイラストレーション)を持っているとベターですね。

 

また、「For investment (投資のため)」と答えると、投資経験 = 今まで投資経験はありますか?

「Do you have any investment experience?」という質問がくることが予想できます。

 

 

ここで、Yes と言わざるを得ないわけですが、場合によっては投資経験を証明する資料を求められることもあるそうです。

 

これはもちろん日本出国前に準備しておくべきもので、日本の証券会社や銀行などで発行される投資口座のステイトメントはそのままではダメなことも。

 

英語のものがベターなので、銀行や証券会社に作成してもらえるか聞いてみるといいですね。

 

また、もしすでに香港の保険や投資商品を持っているのであれば、最新のレポートをプリントアウトしておくと説得力が増すはずです。

 

香港で投資する額はいくらか

口座開設の目的として「For investment (投資のため)」と答え、なんとか次の質問に移ると今度は

 

How much do you intend to deposit?(いくら入金するつもりですか?)

 

というような質問があります。

 

この質問自体は以前からあって、わたしのときは、

Today? 20,000HongKong dolls(今日? 2万香港ドルです)

のように答えた記憶があります。

 

ただ、この質問は「投資用に口座を開設するにあたって将来いくらくらい口座に入金するつもりですか?」と聞かれていると解釈した方が良さそうです。

 

と言うのも、投資用に口座を開設するに当たって今日はとりあえず2万ドルだったしても、それでは投資用としては少ないわけです。

銀行側としては、どれくらいの資金(予算)で投資を考えているのか(この人の資金力はどのくらいなのか)を聞きたいと思った方がよさそうです。

 

友人はこの質問に、

I'll deposit $ 30,000 for the time being today(今日は3万ドル入金します)

と答えたそうですが、そのときの反応がイマイチだったとのこと。

 

そこで銀行側の意図を組んで、「今日はとりあえず3万ドルで、帰国後、20万ドル送金するつもりです」のように答えればよかったのかも知れません。

 

ただそう言った場合はおそらく、「送金の原資となる残高証明」を要求されることは、想定して準備しておいた方が良さそうです。

 

口座維持管理手数料がなくなったせい?

HSBC香港銀行は2019年8月より、口座残高が一定以下になるとかかっていた「口座維持管理手数料」を廃止しました。

 

そして、HSBC以外の銀行もそれにならって、口座維持管理手数料を廃止しています。

 

ただ、銀行としては

手数料を廃止したといっても、非居住の外国人が少額で口座を開設することに、あまりメリットがありません。

 

HSBCのADVANCE口座の場合、もともとの最低預金残高が20万香港ドルでそれを下回ると手数料を徴収していたわけですが、今は、それがない。

 

少ない預金(=投資資金)で口座を開設してほったらかしにされるのは、銀行にとっては様々な管理コストの面からもリスクです。

 

まとめ 口座開設目的は投資

長々となってしまいましたが、香港に銀行口座を開くそのハードルは、確実に上がっています。

 

それでも口座を開設したい人は

ポイント

  • 口座開設の目的は投資であり、その資金もあること。
  • そのことを英語で説明できて、求められると思われる資料をあらかじめ準備しておくこと。

が重要です。

 

ざっとですが、

香港で銀行口座開設するために

  • 口座開設の目的を英語で伝えられる(目的は投資)
  • すでに投資経験があることの証明がある(日本国内での投資でも良い)
  • 最低でも300万円程度 投資できる資金力の証明ができる(残高証明など)

があれば、口座開設はスムーズにできると思われます。

 

少なくともわたしが口座開設した2015年よりは確実に審査が厳しくなっていますので、それ相当の準備をしていかなければ無駄足になる可能性が高まっていると言えます。

 

簡単に口座開設する方法

スタンダードチャータード銀行や中国銀行はちょっとわかりませんが、HSBC香港に関しては実績あるサポート会社の力を借りれば、困難さは低くなります。

 

以前は、サポート会社のスタッフが口座開設時に本人と同席して通訳してくれた時代もあったそうですが、今はHSBCの担当者と1対1で面談しなければなりません。(2015年に私が開設した時も、1対1でした)

 

また、英語が苦手なのでスマホアプリなどを活用して翻訳すればいい・・・ と安易に考えてはダメで、面談時はスマホの使用ができない(許可されない)ことがほとんど。

 

想定される問答集をサポート会社が用意してくれるので、最低限それくらいは事前に勉強してのぞむべきです。

 

サポート会社に頼むと、難易度が上がっている現在でもよほどのことがない限り、開設できている模様です。

 

今回、口座開設ができなかった私の友人は、サポート会社とスケジュールが合わず、飛び込みで行ったということもあると思います。

 

サポート会社に頼めばあらかじめ比較的審査のゆるい支店の、懇意にしている担当者を予約してくれます。

そして、事前に準備すべき資料や注意点なども教えてくれます。

 

費用はかかりますが、限られた時間で渡航する関係上 無駄足を踏みたくなければサポート会社を活用した方がよいと思います。

 

 

今後の銀行の在り方

香港オフショア投資に、

必ずしも香港の銀行口座が必須な訳ではありません

 

でも、もし「投資に海外口座を活用したい」と思うなら、まだHSBCなど香港の銀行口座は「開設しやすい」部類です。

 

近い将来、仮想通貨(暗号通貨)の普及によって銀行の役割は今までとは激変する可能性が高いですよね。

 

だからこそ、「銀行のプラットフォームを活用して相応の資産を運用してくれる優良な顧客」だけをしっかりと選別して確保していこうというのが、香港だけではなく銀行業界全体の流れのように思います。

 

ちょっときつい言い方をすれば、

「お金を預金だけして運用しない。運用するリテラシーや最低限の資産がない個人は不要」と言うことなのだろうなと思います。

 

また、マネーロンダリングへの警戒から以前にもまして資料の提出が求められたり、そもそも口座開設のハードルが上がったりしてます。

 

だんだんと貧しくなっていくと言われる日本という国とそこに住む大多数の人。

そこから一歩でも抜け出すためには、常にマネーリテラシーの向上を意識しておく必要があるように思います。

 

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