一休さんでお馴染み 京都でも有数のお寺 大徳寺で枯山水庭園を独り占めしてきました

京都市内の北部、紫野にある臨済宗大徳寺派の総本山 大徳寺。

本来、10時過ぎくらいから参拝しようと思っていたのですがちょっと早く到着したおかげで、枯山水庭園を1時間弱独り占めしてきました^^

 

枯山水を独り占めしてのんびり

 

独り占めしてきたのは瑞峯院(ずいほういん)の枯山水庭園 独坐亭。
ここは室町時代の九州・豊前豊後の領主でキリシタン大名としても知られる 大友宗麟が帰依(きえ)した禅師を開祖として創建されたお寺です。
帰依(きえ)とは
仏教用語のひとつで尊いものに対して全身全霊で信じ、拠り所にすることから深く信仰すること。大友宗麟公が拠り所にした禅の先生を開祖として創建されたのが瑞峯院です。
まずは、その静かなる佇まいと、打ち寄せる波をイメージさせる風景をご覧ください^^

 

こういう雰囲気、好きなんですよね^^

 

この独坐亭は、

荒波に打ち寄せられても雄雄(ゆうゆう)と独坐している蓬莱山の風景

を模しています。

ちなみに

蓬莱山とは
中国,古代における想像上の神山で三神山 (蓬莱,方丈,瀛〈えい〉洲) の一つ。山東地方の東海中にあり,仙人が住み,不死の薬をつくっており,宮殿は金玉,白色の鳥獣がおり,玉の木が生えているとされた。しかし、遠く望めば雲のようであり,近づけばどこへか去って,常人にはいたりえないところ。(参照:ブリタニカ国際大百科事典)

だそうです。

 

大徳寺への行き方

大覚寺は

京都市内の北部


メジャーな行き方は、JR京都駅から市バス206系統で行く方法です。

京都駅から空いていても約40分ほどかかりますが、京都の街中をぐるっと半周する感じで、それなりに楽しめます。

 

大覚寺前で下車、すぐ(歩いて2分くらい)大覚寺に到着します。

バス料金は降車時に支払う方式で大人230円。

 

SuicaやPASMOなどの主なICカードも使えますが、現金の場合はお釣りが出ないので両替しておく必要があります。(両替機は車内にもありますが運転席の横にあるため、混雑時は前に行くだけで大変。まぁ、降りるときにちょっと流れを止めて両替すればいいのですが。)

 

近くには、金閣寺や龍安寺などもありますので、バスを使うなら1日乗車券(600円)を買っておくといいですね!(車内で運転手さんからも買えます)

ただ、大徳寺だけでも結構な規模ですので、金閣寺も龍安寺も・・・ というと、しんどいです。



大徳寺を訪れた目的

今回、大徳寺を訪れた目的は 真珠庵で約400年ぶりに新調された「新ふすま絵」を見に行くことでした。

最初に書いた通り少し早く到着したのでぶらぶらしていると、「大友宗麟公菩提寺 瑞峯院」というお札を見ました。

 

瑞峯院お札

 

かなり前ですが、「信長の野望」で大友宗麟で全国統一したことがあるのでボクにとってはとても所縁の深い武将です。

大友宗麟に魅かれたボクは、瑞峯院へ吸い込まれるように入っていたのでした。

 

この大徳寺は一休さんとの由縁が深いと言われますが、織田信長や豊臣秀吉、石田三成などの戦国武将ともかなり関わりのあるお寺。

織田信長のお墓もあるこの大徳寺は、戦国武将好きにとっても魅力いっぱいの場所です。

 

枯山水庭園に魅かれる理由

戦国武将も好きなのですが、もう一つ、お寺を巡る楽しみの一つがお庭を拝観することです。

 

庭師が意図したであろう「しかけ」は何か・・・ とイメージしながら見つつ、それにとらわれない自由な発想を許してくれるような、自由さとおおらかさ・・・

 

そして、

乱世を生きつつ、庭を見ながら語り合った武将たちの心を許せる緩やかな時間のようなものを感じるんですね。

 

中でも、

枯山水庭園は周りの景色を借りた「周りを活かす、調和する」といった趣きとともに、「無いものをあるものとして思い描き、そのものを引く」という引きの美学というか、「余白をイメージする趣きや自由さ」のようなものを感じています。

 

枯山水庭園は、水が無いのに水の清らかさを感じる・・・

 

ここに水の流れや池があるほうがいい・・・ と思いつつも、水を「引き算する」という、そんな美学に魅かれています。

 

興味の無い人にとってはただ暑苦しいだけですが、こんなミニチュアの枯山水で、日々の疲れを癒したりイメージを膨らませたりして楽しんでいます(笑)

 

そして、いま欲しいな〜 と思っているのが、枯山水ボードゲームです!

だれか一緒にやりませんか?(笑)

 

 

枯山水とは

そもそも

枯山水とは
水を一切使わずに山水の風景・景色を表現する庭園様式。石や砂のみで表現し、植物を使うこともマレ。

主にヨーロッパでは、庭は建築物の一部、イギリスでは自然そのままのものが多く、日本ではその中間的位置付け。

 

もともとは日本では、庭の一部に枯山水を用いることが主流だったようですが、室町時代以降、禅宗の寺院を中心に枯山水のみの庭が発展していきました。

水を必要としないのでどんな場所でも趣ある庭を作ることができました。

 

池があって錦鯉が泳いでいる日本ん庭園とはまた違った雰囲気を放って、なんとなく厳格さも持ち合わせているように感じます。

 

錦鯉や木々が醸し出す優美な感じではなく、質素で厳かな、しかもイメージを駆り立て、膨らませることができる枯山水庭園が、ボクは大好きです。

 

大徳寺の枯山水庭園

大徳寺は20ほどの塔頭(たっちゅう)からなるお寺です。

塔頭(たっちゅう)とは
寺院の中にある個別の坊のこと。もともと塔頭とは「墓」のことで高僧がなくなったあと墓のそばに小庵を建てて守ったなごり。

全てを拝観できた訳ではありませんが、いくつか訪れたのでご紹介。

 

今回は総門ではなく北大路通り側の南門から入らせていただきました。

 

この細長い道が好きなんですよね。

 

「新襖絵」が催される真珠庵はずっと奥。

 

まずは、勅使門(ちょくしもん)へ。

勅使門

大徳寺にある桃山時代建築の重要文化財建造物で総門を入った境内のほぼ中央に建っている。慶長造営の皇居の南門を移建したものと伝えられており、常時公開されています。

 

勅使門の裏手にある山門(三門)を撮影。

木組みが見事なんですよね! そして松の木の間から見上げるのもいい感じです。

大徳寺 山門
桃山時代建築の重要文化財建造物。大永6年(1526)、連歌師宗長が初層を寄進し、天正17年(1589)に千利休によって上層が完成し、金毛閣という。禅寺三門のうちでは、東福寺の三門に次いで古い。(金毛閣の名は上層部分をさす)非公開ですが不定期で特別公開されることがあります。

 

瑞峯院(ZUIHO-IN)

大徳寺 瑞峯院
キリシタン大名として知られる大友宗麟公が、1535年(天文4)菩提寺として創建。本堂、唐門、表門(ともに重要文化財)は創建当時のもの。庭園は独坐庭と称し、砂紋(荒海)苔と石頭で蓬莱山の枯山水の名園として知られる。本堂裏には、石組を十字架形にした閑眠庭がある。 

 

 枯山水庭園 独坐亭

瑞峯院本堂

襖に描かれる山々が蓬莱山の山並みなのでしょうか・・・?

 

枯山水庭園 閑眠庭

本堂の裏側にはキリシタン大名ならではの枯山水庭園があります。

閑眠庭
キリシタン大名だった大友宗麟は、横3つ 縦4つの石の並びを十字架に見立てて、万人を弔っています。

 

 

大徳寺 真珠庵

今回の目的の一つ 新襖絵を鑑賞することですが、真珠庵で催されています。

真珠庵こそ、一休さんを開祖にしたお寺です。

真珠庵
方丈内部の襖絵は室町時代、桃山時代を代表する曽我蛇足、長谷川等伯の作品と言われています。石組みの配列から「七五三の庭」と呼ばれる庭が方丈の東にあります。通常は非公開。

 

真珠庵は襖絵も含めて写真撮影不可でした。

 

大徳寺 大仙院

大仙院
大徳寺山内塔頭の中でも特例別格地とされていて、開祖の古岳宗亘和尚は後柏原天皇や多くの公家、武将から帰依された名僧です。その後も多くの名僧を排出し、7代の沢庵宗彭和尚は沢庵(たくあん)漬けでその名を知られています。(たくあん漬けの名の由来としては、諸説あり)
大仙院には多くの国宝、重要文化財、美術品があり、特に重要文化財の襖絵は室町期の名作障壁画で相阿弥の山水画、狩野元信の花鳥図、狩野之信の四季耕作図などがあります。 

ここ、真珠庵の隣にあるのですが直前に団体さんが入られたのであとで行こうと思って別のところに行ったら、すっかり時間がなくなってまた別の日に行こうと決意して帰ってきました。

 

大徳寺 龍源院(Ryogen-in)

ここの枯山水も素晴らしかったです!

しかも見どころいっぱいのこの龍源院、拝観料は350円とかなりお得!

 

龍源院
重要文化財に指定されている方丈、唐門、表門は創建当時のままで、大徳寺内でも最古の建物。
豊臣秀吉と徳川家康が対局したとされる蒔絵を施した碁盤や、もともと聚楽第にあった阿吽の石庭があります。

 

方丈前庭 一枝担(In front of garden ISSHIDAN)

神仙思想に説かれる理想の世界を表現した枯山水庭園。

 

中央奥の石組みが蓬莱山を、その右手が鶴島、手前の苔と石が亀島、白砂は大海を表しています。

この庭園は山茶花の木がありましたが、昭和55年ごろ枯れてしまったそう。

 

阿吽の石庭

この部屋には日本最古の火縄銃が展示されています。

で、

で、縁側に出てみると、阿吽(あうん)の石庭が。(阿吽を並べています)

(全体をとった画像がどっかへ消えてしまいました)

 

東滴壺(TOUTEKIKO)

 

龍吟庭(Ryougintei)

写真でみるより苔が鮮やかで美しく、みずみずしい感じもしましたが、これも枯山水庭園のひとつ。

大徳寺 黄梅院

通常は非公開の黄梅院。

黄梅院
永禄5年(1562)、当時28歳の織田信長が初めて上洛した際に、父・信秀の追善菩提のために小庵「黄梅庵」を建立したことに始まります。本能寺の変によって信長が急逝すると、豊臣秀吉、小早川隆景らによって1583年改築され、1588年に黄梅院として大徳寺塔頭となりました。秀吉没後は毛利家の菩提寺となり、今日に至っています。千利休の作と言われる直中庭があり、茶室「昨夢軒」は伏見城の遺構を移築したものと言われています。 

 

 

苔がきれいで可愛くて、修学旅行で来ていた女子たちが、「木漏れ日がハートマークになってる!かわいい!」と言ってました。

ハートには見えなかったのですが、まぁそういうことで!(笑)


木々の緑はもみじです。

もう少し秋が深まると、もう絶景でしょうね!

 

今年は12月9日まで公開されているので、11月下旬ごろに行くとそれは見事な風景が観られることと思います。

これより先は撮影禁止でした。

 

この黄梅院。

大きなガラス張りの茶室があり、座って美しい庭を眺めることができます。

 

今回訪れた塔頭の中では、苔ともみじの緑色の美しさNo.1でした!

 

その他の塔頭

今回、ボクは訪れませんでしたが、大徳寺には他にも見どころいっぱいの塔頭があります!

非公開の塔頭も多いですが、またの機会にぜひ訪れたいと思っています。

 

高桐院(KOTOIN)

細川忠興(三斎)が、父や弟を開祖として建立した寺院で、細川氏の菩提寺。
忠興は茶人としても有名で、千利休の七哲の一人とされ、高桐院には千利休ゆかりの品も多く書院は利休の邸宅を移築したもの。

書院に続く茶室「松向軒」は秀吉が(1587年)北野神社で開いた大茶会で使われた茶室と伝えられます。
書院の庭は楓を巧みに配し、紅葉の頃は特に美しさが際立ちます。

 

興臨院(KOURIN-IN)

通常は非公開。

畠山氏が建立した後、前田利家によって再興。方丈は創建後火災に遭いましたが、その後再建されています。表門は創建当時のままで「興臨院の古門」として有名です、方丈玄関の唐門は室町時代の禅宗様式を伝えています。

 

三玄院(SANGEN-IN)

通常は非公開。

石田三成が浅野幸長、森忠政らと建立した。 境内墓地には石田三成、森忠政(蘭丸の弟)、古田織部、薮内剣仲(紹智)の墓がある。

この塔頭は拝観が許されることはほとんどありませんが、千利休ゆかりの茶席などが催されることがあります。

 

芳春院(HOUSYUN-IN)

通常は非公開。

加賀の前田利家の夫人芳春院が建立した塔頭で、前田家の菩提寺。

本堂背後にある呑湖閣は二重の楼閣を有し、金閣寺、銀閣寺と並ぶ楼閣山水庭園です。(観てみたい!)

 

ストレス解消 大徳寺は座禅体験もできます

大仙院と龍仙庵では、座禅体験ができます。

実は、毎日に一生懸命生きている人ほど、一方向しか見えていません。

そのことで気づかないうちに固定概念にとらわれ、視野が狭くなり、そのことで「こうあらねば」などと決めつけの思考に陥ったり、「こうあるべきだ」と他人にまで自分の価値観を押し付けたり・・・

実はそれこそがストレスの原因になってしまうんです。

 

 

座禅というと「修行」というイメージがあるかもしれませんが、静なる心のストレッチが座禅です。

ボクも「いろんな方向を見る時間をつくる」ために、座禅に取り組みたいと思っています。

 

参加してみたいという方は、事前に問い合わせて催行の有無、参加の可否を確認してみてください。

 

大徳寺 大仙院で座禅

●定例報恩坐禅
毎月24日
3月~11月:午後5時~6時
12月~2月:午後4時30分から5時30分
費用 1000円

●土曜禅の会
毎月第4土曜日
3月~11月:午後5時~6時
12月~2月:午後4時30分から5時30分
費用 1000円(又は年会費6000円)

連絡先
〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺町54-1
TEL 075-491-8346 (9時~4時30分まで)

大徳寺 龍泉庵で座禅

また、龍泉庵では朝の座禅も体験できます。

これからの季節は朝の方が、心が「凛とする」かもしれませんね!

 

龍泉庵は芳春院のそばにあります。

開催日時
毎週水―日曜日の午前7―8時
毎月1、15、22日と8月は休み

費用:志納(こころざし)

連絡先:TEL:075-491-0543

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

投資と複業(複数の収入源を持つこと)を活かして、自らが定義する幸せな人生(成幸人生)を歩む。そして、成幸人生を一緒に楽しめる仲間づくりをするためにブログで発信活動を行なっています。 お金の不安が軽減すれば、もっと人生は楽しめる。 付き合う人を選べば、もっと人生は幸せになる。 そのことを自ら実践し、共に人生を楽しむ仲間づくりをしたいと思っています。  ぜひこちらからプロフィールをご覧ください→ https://umikazekaoru.com/profile/