「あのとき、こうしていれば・・・」という後悔は、これまでの人生で1度や2度ではありません。
多くの人がそうなのではないでしょうか。
でも、チャンスがいつやってくるのかは自分ではコントロールできませんが、タイミングは自分次第で調整可能です。
チャンスはその時の状況や条件、環境や他人との付き合いの中でもたらされるものですが、タイミングは自分が行動するか否かの問題だから、乗るも逃すも自分次第なんですね。
自分の経験も踏まえて、やってきたチャンスに乗るタイミングを逃してしまう人の特徴を書いてみたいと思います。
正直いうと、自分のことを書いているようで恥ずかしいのですが、自戒をこめて、そして誰かのお役に立てばいいなと思います。
目次
タイミングを逃す人の特徴
先ほども書きましたが、チャンスは自分一人の力ではなく周りの人や状況、条件が一致した時に現れるもの。
チャンスに乗っかるタイミングを活かすか殺すかは、自分次第です。
タイミングを逃してしまう人の特徴をあげてみます。
行動をためらったり後ろ倒しする
チャンスが来たまさに「今」
行動をためらい、後回し・後ろ倒しにする人は、確実にタイミングを逃します。
なぜ行動できないかはそれぞれ理由がありますが、大きなくくりでいうと
行動しない人は確実にタイミングを逃す
ことは、間違いありません。
様々な自己啓発本やビジネス本、成功法則を指南する本をみても、結局のところ「行動しよう」というところに行き着きます。
でも、そんなことはわかっていますよね。
わかっていても動けないこともあります。
そういう時に
・勇気を持って行動しよう!
・とにかく一歩を踏み出そう!
・行動できないのは本気じゃないからだ!
などと言われても、うーん。。。 そのアドバイス、なんとなく違和感あるな〜 と感じてしまいます。
行動のために必要なのは勇気じゃなくて情報
やってきたチャンスにタイミングよく行動するためには、勇気とかメンタルの強さとかそういうものではなく、「もっと情報があれば行動できる」という人も多いのではないかと思います。
例えば、(ちょっと例がアレですが・・・)プロポーズする時って、今までお付き合いしてお互いの理解を深め、相手の気持ち(情報)を集めて、このタイミングで「結婚してください」といえば「はい」って言ってくれる確率が高いと確信しているから言えるんだと思うんです。
結婚するためには行動だ! といって、相手の気持ちが結婚に向かうよう仕向けたり相手の情報も集まっていないのに、やたら行動力だけあっても相手からしたら「はい?なんで今?」なんてことになりますよね。
他のことでも同じです。
「ひとり旅に行きたい」とか「独立・起業したい」などでも、自分の周りに自分がやりたいと思っていることを実現している人がいて、その人からリアルな情報や体験談を聞けたりしたら、もっとサラッと行動できるでしょう。
だから、行動力がない自分はダメだな〜 どうしたら行動する勇気って身につくんだろう・・・じゃなくて、どうしたらもっと情報を集められるかな?って考えるようにするといいと思います。
▶︎参考: 自分定義の幸福感あふれる成幸人生を歩むために必要な情報を手に入れる方法
常に不安な方が正解
何かやろうとするときは、常に不安がつきまといます。
不安はどんな時に感じる感情かといえば、
- 経験がない
- 情報が少ない
- 確認がもてない
そのような時に感じるものです。
不安だな・・・ と感じたら、
「やめておこう」ではなく、「情報を集めよう」という思考の癖をつけておく
といいですね。
その癖を持っておくことで、突然もたらされるチャンスに気づき、タイミングがきた時にサッと行動できるようになります。
「不安だから」「やったことないから」「やっても成果はないかも」といった不安を元に行動しない人は、タイミングを逃し続けてしまうんですね。
人生を後悔しないために
命を終える間際にベッドの中でこんな後悔をする人が多いそうです。
・もっと自分らしく生きればよかった
・言いたいことをはっきり言えばよかった
・もっと自分の幸せを追求すればよかった
・感情に振り回された人生だった
・行きたい場所に行けばよかった
・結局、耐えるばかりの人生だった(死ぬときに後悔すること25 (新潮文庫) [ 大津秀一 ] から一部引用)
自分基準と他者基準
以前、お世話になった企業の人事の方が、こんなことをおっしゃっていました。
ウチは、自己評価が他者基準の子は採用しない
他者基準とは、
面接などで「自己肯定を感じるのはどんな時ですか?」のような質問に、「周りから褒められた時」「認められた時」のような答えをする人のこと。
他者基準ではない自己基準の子は、
「自分の思い描いた通りにものごとが進んでいる時です」
のような答えをするそうです。
もしかしたら行動できない時は「他者基準」になってしまっていて、周りからの評価や意見が怖くて不安を感じて、行動できなくなっていることもあるのかもしれません。
何か行動するか否かの判断をするときは、
今、自分は自己基準か他者基準か
を問いかけてみるのもいいかもしれません。
そうすると
いい意味で他人のことはどうでもよくなる
ので、やりたいことをできるようになります。
他人のアドバイスは結局のところその人の経験や想い、考え方であり、その人の人生の基準です。
自分に素直になると自分基準に沿って生きることができるので、そもそも「後悔」と言うものがなくなります。(正確にはゼロにはなりませんが、その質が変わります)
後悔しない人生を歩むきっかけをくれた本
7つの習慣と言う本はそういった、「人生の王道」が書かれた本だと思います。
ちょっと難しく感じる本ですが、わたしはこの本を読んで「後悔しない人生を歩むために」いろいろ考えるようになりましたし、とてもタメになりました。
なんていうか、「こういうことを大切にした方が満足度が高い人生を歩めるよね」ということが、ズバリと言語化された本です。
読みやすい漫画バージョンなども出ているので、ぜひ読んでみることをオススメします。

まとめ
わたしは人からの評価ばかり気にして生きてきました。
行動できない自分がいやでしたが、
- 行動できないのは勇気がないからじゃないこと
- 他社ではなく自分基準で判断すること
が身について行くとだんだんと行動できる自分に変わりました。
行動をためらう気持ちが生まれた時も、「まだちょっと情報が足りないな」と、肯定的に行動しないという選択をできるようになりました。
そうなると、行動して失敗しても、行動できなくてチャンスを逃しても、後悔は感じなくなります。
過去を振り返って後悔ばかり、未来を見すぎて不安ばかりという人に、この考え方が少しでも役に立てばいいなと思います。