ボクはこのブログを始めてから特に「循環」を意識しています。
それは所属しているコミュニティの方々の影響が大きいのですが、「循環」とは「お礼」とか「お返し」とか「感謝」とかを含めてあらゆるものを、自分のところで流れを止めない、滞りを作らないことだと認識しています。
金運がいい人の特徴
金運がいい人・・・
その定義は人それぞれだと思いますが、ボクなりの「金運がいい人」というのは、実際のお財布事情はどうであれ、お金と人間関係の流れがスムーズな人、お金に汚くない人、信頼を集める人や会社員的に言えば出世する人のことを言います。
そういう人の特徴の一つとして、「受け取りっぱなしがない」と思うのです。
ちょっとしたことでもしてもらったことに対して、「先日はありがとうございました」という言葉をもれなくかけたり、ちょっとしたものを手土産に持って来たり、時間を作ってくれたりするんですよね。
何かに対して何かお礼をするべきだとか、お返しをするべきだとかお中元・お歳暮のやり取りのようなことをすべきとは思いませんが、「受け取った気持ちや時間を、何かの形や機会にきちんと返す」ことをされています。
Aさんから受け取ったからAさんにお返しするだけでなく、Aさんから受け取ったものをBさんに合うようにアレンジして渡したり、自分なりの思いや工夫を凝らして誰かに流したりする
「滞りを作らないあり方」
ができている人の金運は、間違いなくいいですね。
循環なんですよね。
だからボクも、学んだことや知っていることを自分に留めておくのではなく、少しでも循環を起こし誰かのお役に立てばいいなという気持ちで、ブログを書いています。
もらいっぱなしの人は、荒んでいく
何かをしてもらった時は、素早くスムーズに何かを返す。
「ありがとう」の一言でもいい。
何かをしてくれた本人へだけじゃなく、その他の人へ何か「いい気」を流すことでも十分OKです。
例えば、笑顔などです。
あなたの笑顔が周りを癒したり、元気にしたり、誰かを勇気付けたりすることがあるはず。
それも「循環」です。
ボクは以前、仕事以外に「愚痴聞き役」のようなカウンセラー的なことをしていたことがあります。
その人の悩みや愚痴を聞いて、必要ならばその人が気が付いていないであろう別の視点で考え方を提示したりアドバイスをしたりすることもありましたが、人って心の中を言葉にして表に出すだけでスッキリするということがありますよね。
たくさんの人のお話を聴かせていただきましたが、ひとしきり話したその後日、
「先日は聴いていただいてありがとうざいました。あのあと・・・」
と、お礼と報告をくださる方と、そのまま何もない方、そしてまた困ったときだけ助けを求めて来る方がいらっしゃいました。
具体的な統計を取っていた訳ではありませんが感覚的に、
・お礼や事後報告をくださる方は悩みが解消しやすい
・そうでない方は、いつまでたっても堂々巡りで荒んでいく
傾向があるような気がしています。
たとえどんな事情や立場、関係であれ、「話を聴いてもらう」というのは相手の時間を使わせていただくこと。
時間をもらったままお返しをしないというのは、「循環を自分のところで止めていること」になります。
なぜ循環を止める人が荒んでいくのかは、これはボクが思っているだけですがおそらく、その人を取り巻く人間関係の中で「存在しない人」や「関心を引かない人」になってしまうからではないかなと思います。
何かを受け取ったのに自分のところに留めておく。
それは暗に、「得たものを独り占めしたい」という気を発し、その結果、他人から「放置される」から人間関係のバランスシステムから外れ、他人から見れば「どうでもいい人」になって荒んでいってしまうのだと思っています。
循環とはもらいっぱなしにしないこと
金運がいい人は、もれなく「循環」を起こしています。
循環とは、簡単に言えば もらいっぱなしにしないこと!
願いを叶えるために、神社やお寺にお参りにいくことがありますよね。
正しいお参りの仕方として、
普段授かっているご加護に感謝してからお願い事をする という順序だと言われます。
みんな神のご加護を授かりながら生きている訳ですね。
願いを叶えて欲しいと一方的に流れを奪いにいくよりも、受け取っている流れをお返しするほうが先。
きちんと「お礼参り」をすることが大切です。
ボクがやっていたカウンセリングもそうですが、上司や先輩の教えや神様への頼みごとも、その効果や価値は、正直なところ正確な成果はわかりません。
また、子どもの時に親によく言われていたことや学生時代に先生がよく言っていたことの価値なんて、その時はわからないことが多いですよね。
後になって「あんなに時間と気持ちをかけてくれていたんだな」とわかる時があります。
きっと、自分の子どもを持ってから自分の両親への感謝の気持ちが大きくなった人もいるのではないでしょうか。
もし両親へ「あのときありがとう」と伝えるのが照れくさかったら、その分、子どもへ感謝を循環させればいいですよね。
上司や先輩に伝える代わりに、自分の部下や後輩を大切にするとか、必ずしも本人への返せなくてもいいのです。
お金もそう。
どうやって稼ごう、どうしたら貯まるか を考えるよりも、まずは自分の手持ちの範囲で、だれにどういう価値を提供しようか・・・ と考える方が、結局のところいい循環が生まれて自分にも返ってきます。
GIVE&TAKE ではなくて、与えたらいつか誰かから与えられる、GIVE&GIVEN なのです。
金運を上げたければ、まずは
・もらったものはきちんと返す
・受け取ったものを誰かに与えることを優先する
他人から回ってきたものを自分のところで止めないということが重要です。
その上で、
・自分発でどんな循環を起こせるか
を考えて実行すること。
循環を止めないことで人間関係がよりスムーズになります。
お金は人が運んでくるものだから、スムーズに循環している関係性が生まれるからこそ、金運がもたらされるんですよね。
金運を上げたければ意識すべきことはどうやって稼ぐかという「やり方」や「如何にして貯めるか」よりも、与えてもらったものや受け取ったものにしっかりと気づいて、それをどのように他人に受け渡すかという「循環」なんです。