怠けているわけじゃないし、けっしてサボっているわけでもない。
でも、なんだかやる気がでない・・・
そんな時は、誰にでもあるものです。(人間だもの・・・)
そういう心の状態の時に「あぁ、俺はなんてダメなやつなんだ・・・」などと自分の不甲斐なさを責めても仕方ない。
むしろ、そんなことをしたら自分を傷つけることになってしまいます。
なんか原因ははっきりしないけどやる気が出ない。
そんなときにわたしが淡々としていることをご紹介したいと思います。
この記事を読んで、自分自身を責めたり卑下したりする人が少しでも減ったらいいなと思います。
目次
無理にモチベーションを上げようとしない
人は感情の生き物。
常に環境や他人、そして自分の気持ちに影響を受けながら生きています。
微妙に意味合いが異なることを承知で、ここでは「やる気」のことを「モチベーション」と表現したいと思います。
モチベーションが高い時は、多少無理しても疲れを感じなかったり、次々とアイデアが湧いて行動に移せたり、集中力を発揮して効率よく物事を進めたりできるものです。
でも、モチベーションが下がっている時は、いつもは簡単にできることさえできなくなったり、妙な疲れを感じたり、いつも1時間でできることが2時間も3時間もかかってしてしまうものです。
わたしもブログを書く時、いつもはだいたい1500字1時間くらいなのですが、ダメな時は2時間かけても1000字書けなかったりします。
これは、能力や資質の問題ではなく、モチベーションの問題です。
今の自分の状態を自分が知ること
やらなきゃいけないことがあるのにモチベーションが上がらない・・・
気持ちばかりが焦って空回り・・・
ダメだ!もっとモチベーションあげてしっかりしなきゃ!
などと無理やり奮い立たせてもダメです。
悩んでいる人を無理やりカラオケやクラブに連れ出して元気付けると、「宴のあと」にどっと疲れが出て無気力状態になることがあるように、無理にテンションあげても反動がきてダメなんですね。
人の感情は「振り子のよう」とおっしゃった心理学の先生がいらっしゃいましたが、やるべきことは振れ幅の大きい振り子(感情)を「小さく抑えようとする」ことよりも、「今の状態を知ること」です。
つまり、モチベーションが上がらないからあげようとするよりも、「今、自分はモチベーションが上がらない状態なんだと認知すること」のほうが、大切です。
それができてはじめて、対処を考え建設的な行動が取れるようになります。
やる気が湧いてくる具体的な方法
とは言っても、やることが明確なのにモチベーションが出なくて動けない・・・ では、困りますよね。
そんな時に私が意識したり、やったりしていることを紹介させていただきます。
1.とにかく始めてみる
例えば、ブログを書くにしても何か資料作りや作業をやるにしても、どんなにやる気がなくても「淡々と」始めてみることは重要です。
始めてみると「意外なほど」スムーズに進んだり、時間が経つにつれて気持ちが乗ってきたりすることも少なくありません。
でも、「モチベーションが上がらないから」とTVを観たりお菓子を食べたりしてしまうと、だらだらと時間だけを浪費してしまいがち。
やる気が起きなくても、まずはやるべきことに取り掛かってみることは非常に有効です。
2.優先順位を明確にする(書き出す)
モチベーションが上がらなくなる原因の一つに、「やるべきことが多すぎる」と言うことがあると思います。
これは、頭の中に「やるべきこと」が散らばっていて思考の整理がついていないことが多いので、まずは頭の中に散らばっている「やるべきこと」を書き出して、優先順位を明確にすることが大切です。
メモでも広告の裏でもいいので、「書き出してみる」ことで意外なほど思考の整理ができますので、書き出すことをしてみてください。
頭の中で処理してしまおうとすればするほど混乱し、モチベーションが上がらなくなることはよくあることです。
また、作業スペースにものがたくさんある、視界の中に「美しくないもの、不快なもの」(例えば、お菓子の袋、消しゴムカス、読みかけの本、失敗した資料・・・)があるとそれも思考の混乱の一因です。
また、それだけで気が滅入ることがあるので、作業スペースの整理整頓・断捨離はとても重要です。
3.短いスパンでゴールを決めてそこまでやってみる
10分だけやってみよう、30分たったらコーヒーを飲もうなどと、短いスパンでゴールを設定しておくことも有効です。
そのゴールに到達したら、一旦作業をやめて「伸びをする」など、身体を動かすことが大切です。
その時に「ちゃんと約束守れた!」と心の中でつぶやいてくださいね。
そうすることで、どんどん「約束を守れる自分」が形成されていきますので。
4.締め切りを早めてみる
1〜3ができたら、それぞれのタスクの締め切りを前倒ししてみるというのも、モチベーションをあげるにはとても有効です。
誰もが経験あると思いますが、
・夏休みの宿題、最後の3日でやり切れた
・会議の日程が近づくほど資料作りが思いの外、進んだ
・今まで言えなかった一言が、「もう会えない」とわかったら勇気を出して言えた
など、締め切りが近くなるほどモチベーションが上がって行動できたというのはあるでしょう。
他にも、何かの競技などで、あと少しでゴールと言う時に思わぬラストスパートができたということを経験した人もいると思います。
人は、追い詰められたりゴールに近づけば近づくほどモチベーションがアップする性質があるようで、これを「近接勾配の法則」というそうです。
わざと締め切り直前まで手をつけない・・・など、あまりに頻繁にこの法則を利用してモチベーションをあげる方法はお勧めしませんが、時には活用するのもいいかもしれません。
モチベーションが上がらない原因は?
モチベーションが上がらない時に私が工夫していることを少しご紹介しましたが、そもそも、モチベーションが上がらない原因はなんなのか。
少し余裕ができた時に考えてみることも重要なことですね。
- そもそも体調が悪い
- やりたいことではない(誰かにやらされている)
- 効率が悪い。必要なものが揃っていない。
- 期待通りの成果が見込めない(と、勝手に思い込んでいる)
などがあるかもしれません。
対処ばかりに目を向けず、原因の解明と解消にも目が向くといいですね!
まとめ
やる気、モチベーションが上がらない時は、一部のスーパーマンを除いて誰にでもあります。
そんな心の状態の時に無理に自分を鼓舞して、テンションをあげようとしないことが大切です。
そして、なぜモチベーションが上がらないかについて、ゆっくりと考える時間を取ることも重要ですね。
モチベーションが上がらない時のとりあえずの対処法として、「感情を抜きにして淡々と取り掛かってみる」というのは重要です。
その時に、自分で「やりたい」と思っていることだったらだんだん乗ってくるでしょうし、「やらされている感いっぱい」ならば、気持ちの乗らず、苦痛が大きくなると思います。
モチベーションが上がらない時は自分の本心を確かめられる時なので、成幸人生を歩むためには、ある意味で重要なこと。
そんな「なんとなくやる気が出ない」時期を迎えたら、自分の本音と向き合ってみることをお勧めいたします。