なるべくなら、人と関わりたくない。
人と関わらずに生きていくためにはどうしたらいいか?
こんな風に考えている人も多いのではないかと思います。
実際、内向型なわたしはそうでした。
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無理して人に関わらない 内向型のあなたにすすめる人間関係でストレスを感じない生き方
人生における悩みやストレスは、その9割が人間関係に起因すると言われています。 人付き合いが得意ではない自分も、そう思います。 関連 ▶︎ 人と関わりたくない人の頭の中 でも ...
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できるだけ人と関わりたくない と思う人はおそらく、誰かと本音で話したときに意見の衝突や対立が起き、「めんどくせぇ〜」と思った経験があるのでは無いでしょうか?
できるだけ人と関わりたくないと言う人は、自分の意見や考えを本音を伝えることで起こる面倒を避けるために関わりたくないのではないかと思います。
つまり、人と関わりたく無い人は本音で話したく無い人です。
そんな人の「頭の中」を覗いてみたいと思います。
そして、適切なコミュニケーションをとる中で適切な人間関係を築き、幸せな人生の構築のために参考になればいいなと思います。
目次
人と関わりたくない人の心理
まず、誤解を防ぐためにわたしの人間関係構築のスタイル・・・ というか、考え方についてはっきりさせておきたいと思います。
わたしは、
誰とでも仲良くする必要は無いし、むしろ付き合う人は制限すべき。
人が抱える悩みの90%は人間関係に起因するから、多くの人と関わりを持つのは悩みを抱えるリスクを増やす。
でも、他人との関係の構築を自ら門前払いするようなことはしたくないし、それをすると人としての幅や深みを持つことはできないし、ダイバシティも生まれない。
自分の持つ特徴を知り、上手に活かすことが人生を楽しくするポイントだ。
と思っています。
だからこの記事は「みんなと仲良くしなきゃダメですよ!」という内容ではありません。
本音で話さない人の頭の中
先ほど 人と関わりたく無い人は本音で話したく無い人 で、人間関係において「めんどくさい」と感じる経験をした人と書きました。
人は100人いれば100通りの考え方や意見があり、また、それらは立場や状況によって変化もします。
だから、本音で話せば衝突が起きるのは当たり前です。
ただ、衝突が起きたときに「折れるのはいつも自分」でそこに抑圧(ストレス)が起きるので、「もう人と関わりたくない!」となります。
人間関係でストレスを感じる原因
「折れるのはいつも自分」でストレスを感じる。
だから、人と関わるのはできるだけ避けよう・・・
それは、当然の心理です。
でも、なぜ「折れるのはいつも自分」なのか・・・
そこには、ストレスを感じる人に欠けているものがあって、それが自尊心です。
自尊心とは簡単に言えば、
どのくらい自分を信じているか、自分の存在に価値を感じているか
です。
それは、他人からの賞賛ではなく、自分が自分の存在をどれほど許し、認めているか が、ポイントです。
人と関わりたくない人とは
人と関わりたくない人は本音を話さない人であり、自尊心がなく自分自身の存在を許せていない人。
だから、人間関係において起こるストレスを軽減しようと思ったら、まずは自尊心を醸成することが重要です。
自尊心を持つ方法
自尊心とは
- どのくらい自分を信じているか
- 自分の存在に価値を感じているか
なので、持とうと思えば今すぐにでも持つことができます。
ただし、今までずっと自尊心を持つことができなかったということは、そういう環境で自己が形成されてきたと言うことです。
だから、環境を変える必要がありますが、その環境を言い換えれば人間関係なんですね。
また、自尊心とは「自分はそのままでOK!」という感覚です。
自尊心が低い人は、「やっぱりダメだった」「どうせ自分なんてダメだ」といったようなネガティブな言葉で自分自身に暗示をかける傾向にあります。
今までの人間関係を変えると同時に、毎日「今日もできた!」「やっぱりうまくいった!」などの肯定的評価で自分自身に暗示をかけることが大切です。
自尊心を持つための具体的な方法
自尊心を持つためには
- 人間関係を変える
- 自分で肯定的な暗示をかける(アファメーション)
ことが有効ですが、具体的な方法として以下のようなことをおすすめします。
人間関係の変え方
本当は人間関係をガラリと変えるのがいいのですが、家族や会社、過去からの付き合いを含めていきなりガラリと変えることは、難しいと思います。
だからまずは、付き合い方を変えましょう。
例えば、
- 誘われても行きたくなければ行かない
- できるだけ一緒にいる時間を減らす
- 自分から話題を振らない
などです。
そんなことをしているとだんだんお誘いが掛からなくなり付き合いが減るので、願ったり叶ったりです。
人間関係を変えるポイント
付き合う人を変える前に、付き合い方を変える。
望まない人と一緒にいる時間を減らせば人との関わりが減り、ストレスもなくなります。
そして気がついたときには人間関係が変わっています。
アファメーションの取り入れ方
自尊心が持てない人は、ネガティブな言葉を使って自分を追い込むといった特徴があります。
実際に言葉に出す場合よりも、無意識に心で呟くことが多いので、自覚の無い人も多いかもしれません。
自尊心を持つために、まずは自分が使う言葉や何気ないときに持つ感情やイメージに意識を向けるようにしましょう。
その上で、「まぁ、いいか」と言う言葉で物事、出来事を締めくくるようにします。
例えば、「今日もなんだかうまく行かなかった・・・ でも、まぁ いいか」 といった感じです。
それができるようになったら、簡単なことから意識して積極的に自分を褒める言葉を使うようにします。
例えば、
- ちゃんと予定通りに起きられた!
- 今日もご飯を美味しく食べられた!
- 嫌なことをちゃんと断れた!
などといった感じです。
そうすることでだんだんと自分を肯定的に認められるようになってきます。
大事なポイントは、
他人に言われたことではなく、自分で決めたことを「できた」ということです。
例えば、
15時までに資料を作っておくように言われたけど、ちゃんとできた! ではなく、
15時までに完成させようと思っていたけど、ちゃんどできた! という感じです。
アファメーションのポイント
何気なく無意識に使う言葉や抱く感情に意識を向け、気づく。
それができたら、自分のことを認める言葉を自分にかけてあげる。
気がつけば、使う言葉や行動が変わっていますよ!
本音を言えない人の問題点
人と関わらない人生を否定も非難もするつもりはありません。
むしろ、多くの人と満遍なく仲良く付き合う努力をすることは、幸せな人生を歩むために非効率なことだと思っています。
人と関わりたくない人は本音で話したくない人ですが、本音で話さないことで他人の思い通りに人生を操作されてしまうという問題点があります。
自分の本音を言わずに仕舞い込んでいると、声の大きな、ちょっと威圧的な人の思い通りにことがすすんでしまったりすることが多くなりますよね。
本音で主張しない限り、その場の流れに身を任せるしかありません。
自分の人生は自分でコントロールしよう
自分の思いがあるのにその場の流れに身を任せざるをえないというのは、非常にストレスです。
そのストレスから逃れるために、人との関わりを持たないようにしようとします。
人との付き合い方を変えて、付き合う人が変わり 、自信をもって自分の存在価値を認めること。
それはそのまま、自分で人生をコントロールすることです。
人と関わりたくない人が自分が望む幸せを自分の人生で実現できるよう、この記事が参考になればいいなと思います。