なんだかうまくいかないな。。。
なんだかいつも同じ失敗をしているような気がする。。。
今日も怒られてしまった。。。
自分は本当にダメだな。。。
いつも周りに迷惑ばかりかけているな。。。
自分はダメな人間だ・・・ と自己嫌悪を感じたり、みんなに迷惑ばかりかけて、このままじゃ見捨てられ、誰からも相手にされなくなるんじゃないか・・・ と不安に感じている人に、伝わればいいなと思って書いています。
自己嫌悪に陥りやすい人の特徴
自己嫌悪とは簡単に言えば、
自分のことを認められない、好きじゃない などと自分自身の存在を否定してしまったり、疎ましく思ったりしてしまうことです。
単に「気分が落ち込むこと」ではありません。
自己嫌悪に陥りやすい人の特徴として、
- 他人と自分を比較して自分が劣っているところばかりに意識がいく
- 何かしらのコンプレックス(劣等感)を感じていることがある
- 他人や周囲の空気に敏感で、ちょっとしたことでも自分ごととして捉えてしまう
といったことがあります。
また、
誰かに褒められたりしても素直に受け取ることができなくて、かえって劣等感を強く持ってしまったりする特徴があります。
認識しておくべきこと
あまり他人と比較しても仕方ないのですが、まず認識しておくべきことは、
あなたがやらかしたミスや怒られる原因となったつまらないことは、あなたが「すごいなあの人」と思う人も、必ずやらかしています。
また、「俺の若い時はもっと(仕事が)できた」などと偉そうにいう人がいると思いますが、そんなことはありません。
その人だって絶対に、何かつまらないことをやらかして、怒られています。
あなたが劣等感を感じるほど、あなたの周りの人の能力の高いというわけではありません。
あなたに対して何か指摘する人も、実は 自分がやらかしたことは棚に上げて、偉そうに指摘しているだけです。
しっかりしていて完璧そうに見える人でも実はそうではありませんので、なんの心配もいりません。
他人が自分より優れているかのように思うわけ
- いい大学を出て、賢くて能力高い人
- 大企業に勤めていて、いかにも成功人生を歩んでいる人
- かっこいい旦那さんがいて可愛い子供がいて、しかもその人自身もかわいくてスタイルもいい人
周りにそんな人はいませんか?
本当に幸せそう・・・
それに引き換えわたしは・・・
なんて思っているかもしれません。
でも、それはあなたが
「あの人は自分より幸せだ、優れている」と思って見ているからであって、実際のことはわかりません。
幸せそうなご家庭なのに旦那さんが不倫して・・・
裕福そうな暮らしをしているのに実は借金まみれで・・・
なんて例はそこら中にあります。
で、ここは大事なとこですが、
あなたが見たり感じたりしていることは、あなた自身がそのように見たい、感じたいからそうなっている
人は物事を、自分の見たいように見て、感じたいように感じるんですね。
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ただ一つ、それらの人があなたより優れていることがあるとしたら、
- 能力が高そうに
- うまくいってそうに
- 幸せそうに
見せる技術なのかもしれません。
わたしが感じる「人として」の魅力
過去、たくさんの人を採用試験で面接し、組織の中でうまく行かなくなった人をカウンセリングしてきたことで見えたこと。
また、リストラに携わったときに感じたこと。
人の魅力って、
心に抱える邪悪な気持ちとか暗さ、エゴや身勝手さ・・・ 一言でいうと、その人の弱さが見えたときに見えるとも思います。
みんな何かしらの仮面を被って、取り繕いながら生きていますからね。
あなたに偉そうな態度をとる人は、そういう仮面を被っているのだと思います。
その仮面がパカッと割れて本心が出てきたときに、本当の魅力が見えるような気がしています。
もしあなたが劣等感を抱え、自己嫌悪を感じていたとしても、それもひっくるめてあなた自身の魅力です。
あなたに比べて優れていると思っている人が素晴らしいのではなく、あなたがダメなのではなく、そんな二元論的な物の見方じゃなく自分のどんなところも大切な自分自身の一部として、自分自身が自分を最大限に認めて上げて欲しいなと思います。
そんな人も、丸ごとそのまま全てが魅力的。
今、劣等感や自己嫌悪を抱えている人が、自分自身のことを許し、認め、自分自身の精神や肉体に感謝しながら大切に生きていって欲しいなと思います。