投資 / お金 Mindset

大丈夫? 銀行債券で月利1% プライベートバンク ニュージーランドで許認可取得

わたしはあまりよく知らないのですが、

 

安全な銀行債券で運用し、月利1%の配当があります。銀行債券なので元本も安全です。ニュージーランドの金融当局の許認可を持った会社が運用します。

 

などという文句で誘いを受けたという人がいるそうです。

 

「元本も安全」というのはつまり「元本保証」を匂わせる言い回しですが、そんな安全性が高い「銀行債券」で、月利1%(つまり年利12%)も配当が受け取れるのでしょうか?

 

わたしはその話をよく知らないので、想像で書かせていただきます。



ニュージーランドで許認可を受けた外国人向け信託 スターリングハウストラスト

あるマネーセミナーでその講師の方に、「あまり口外しないでね」と言って教えてもらったという 「sterling house trust(スターリングハウストラスト)」という信託。

 

ここに口座を作れば 毎月1%の配当を受け取れるとのこと。

 

その信託はニュージーランドの政府(金融当局)の許認可を受けて、主にニュージーランド国外に住む人々に有利な信託を行っているとのことです。

 

でも、ちょっと調べたところ、ニュージーランドにはそんな信託会社の登記は見当たりません・・・

 

また、ニュージーランド政府の許可を受けているのに、ニュージーランド国民ではなく、外国人向けに・・・

 

わたしはよく知りませんが、金融業界にはこういったことはよくあるのでしょうか・・・?

 

秘密保持契約を結ぶ

その信託の説明を受けるときに、NDA(秘密保持契約)にサインしなければならないそうです。

 

マネーセミナーで講師を担当したのは普段は保険の営業をされている女性の方だそうで、おそらく個人のFPさんなのではないかと思います。

 

セミナーでごく一般的なお金の勉強をした後の個別相談でとても親切に相談ににのってもらい、その後も何度か会ううちに「実はもっと有利な投資があります」ということで紹介されたのが、スターリングハウストラストだったとのこと。

 

その資料を見せてもらうときにNDAにサインしたとのことですが、保険の募集人資格を持つ「その方」が、保険業法で許可されていない商品を案内するから秘密を保持して欲しいのか、それともスターリングハウストラストの資料自体が秘密なのかはよくわかりません。

 



銀行債券で年利12%ってあり得る?

話によると、sterling house trust(スターリングハウストラスト)に口座を開き、そこに送金(最低300万円〜らしい)。

 

その後、その資金はイギリスのロイズ銀行に預けられ「安全な銀行債券」で運用。

 

その運用益として出資額の1%が毎月振り込まれるとのことでした。

 

出資者の受け取りが年利12%であるならば、ロイズ銀行もsterling house trust(スターリングハウストラスト)も利益を得ているはずですから、その「安全な銀行債券」は最低でも年利20%以上で運用されているの・・・かな?

 

 

そんな債券、あるのかな?と言うのが率直な感想です。

 

その後、ロイズ銀行ではなく、サンタンデール銀行で債券を・・・と言われたという人もありました。

ロイズもサンタンデールも由緒正しき銀行ですから、銀行が仕掛けているとは思えません。

 

金利、利回りが高いから詐欺だ、怪しいと言うつもりはありません。

 

でも、どう言う仕組みでその利回りが出てくるのか知っておく必要はありますし、プロ野球で打率7割は無理なように、債券で年利12%は無理だと思うのです。

 

月利1%を生み出すその仕組み(想像)

ざっとまとめると誘われた人は

  • sterling house trust(スターリングハウストラスト)に口座を作る
  • 最低300万円から参加可能
  • 月利1%の配当を受け取れる
  • 元本は安全(元本保証とは言わない)
  • ロイズ銀行やサンタンデール銀行のプライベートバンク口座を活用
  • 安全な銀行債券で運用
  • 5〜7倍程度のレバレッジをかけて運用できる仕組みがある

 

ざっとこんな感じで説明を受けているようです。

 

プライベートバンクを300万で開いて、そこで運用するから高利回りで高配当なんだよ!

と、中には紹介者の説明を信じ切っている人もいます。

 

でも、プライベートバンクはほとんどの場合、最低でも1億円程度ないと開けません。

ということは、300万ってあまりにも小さすぎると思うんです。

 

 

おそらくですが、sterling house trust(スターリングハウストラスト)が出資した人のお金を集めて大きくし、プライベートバンクを活用しているのでしょう。

 

また、債券で年利12%なんて無理。

だからこそ「レバレッジをかけて」なのでしょうが、通常、プライベートバンクでは、2倍程度までしかレバレッジをかけられないそうです。

 

そらそうですよね。

資産を増やす以上に守ることはプライベートバンクの重大な責務ですから、大きなレバレッジをかけてチャレンジするようなことをされたら、資産家だって怖くて仕方ないのではないかと思います。

 

 

一部のハイリスクな債券でも3〜5%が精一杯と言われる債券で、年利12%で元本は(レバレッジをかけているにもかかわらず)安全というこの信託。

 

もしかして、いわゆるポンジスキーム?

 

なんか良からぬ予感がするのですが、みなさんはどう思いますか?

 



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