派遣や正社員、そのほか 形式にかかわらず誰かに雇われている人は、はっきりと認識しておく必要があります。
言い方を変えると、給与収入だけで生計を立てている人は、その収入が途絶えてしまうかもしれないということを意識しておく必要があるということですね。
企業にとって従業員はコストとリスク
企業は、弱肉強食の資本主義の中で生き残りをかけています。
もちろんそれは正社員だけでなく全ての従業員とその家族に支えられていることではありますが、生き残るために必要な「利益」は、人的コストを削減することで最大化します。
人的コストを削減するということは、人員を削減することですからね。
これは、従業員が雇われ続けるためには会社は利益を上げ続けないといけませんが、利益を上げるためには従業員を削減することがもっとも手っ取り早く確実だということです。
次に削減されるのはあなたかも
自分の経験でいうと、2008〜2009年のリーマンショックでは、当時勤めていた企業でリストラを担当していました。
極秘部署から上がってくるリストを元に、その人に「リストラ対象である」ことを伝え、同時に再就職先の斡旋や就職活動のサポートをしたりしていました。
一般的には、
「仕事ができない人」がリストに載ると思われるかもしれませんが、そうではありません。
だから、
「なんで自分が・・・?」 という人がリストに載る可能性があります。
つまり、だれがリストラ対象になってもおかしくないということです。
あなたは、リストラされない自信はありますか?
給与だけで生活していくのはリスク
今まで、会社員として働くことが一番リスクが少ないと考えることが一般的でした。
でも、みんなが薄々わかってきているように、そうじゃないですよね。
正社員であったとしても、収入の柱を複数化していく必要があります。
そのためには複業や投資は避けて通れないものです。
今、企業寿命が短命化しています。
コロナの影響で企業の倒産やそれを防ぐための人員整理は増えていくと思います。
でも、コロナは一つのきっかけで、そもそもこうした流れがコロナのせいで一気に大きく見えるようになっただけと認識した方が良さそうです。
企業が生き残るためにあなたを使い捨てにしようとしていることを知っておき、早めに対策をしておくことは全ての人にとっての急務です。