親として大人として、子供に何を残すのか・・・
保険は、残す物、伝えるものとして実用的で役に立つものの一つだと思います。
以前、50歳手前で初めて子供を授かって、その子が20歳になったときにプレゼントしたいから香港の保険に加入したいという友人の話を書きました。
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成人のお祝いに保険をプレゼントってちょっといいかも
子供に何を残すか・・・ と考えた時に、保険はいいプレゼントになるかもしれません。 香港には、被保険者を変更できる保険が何種類かあります。 例えば、FTライフのリージェント2 ...
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中には、
「大人になってから自分で入ればいい」
という考えの方も多くいると思いますが、ゆっくりと時間をかけて資産を育てていくというのはとても大事なことで有益なことだと思います。
この保険の場合、
仮に、65歳で解約して返戻金を受け取るとすると、1歳で加入すれば64年間の運用になりますし、40歳で加入すれば25年間の運用になります。
例えば、年間3000米ドル(1ドル100円としたら30万円くらい)を5年間積み立てする(積み立て総額は約150万円くらい)場合、これを比較してみると
加入年齢:1歳 | 加入年齢:40歳 | |
65歳時の解約返戻金(見込み) | $644,010 | $49,960 |
払込元本($15,000)に対する返戻率 | 4290% | 333% |
となります。
長く運用すればするほど複利効果も相まって増えていきますが、子供の将来に向けて早めに積み立てておいてあげると、将来 子供は年金の心配をしなくてよいでしょう。
また、この保険の場合、17年目以降 解約返戻金=死亡保険金 ですので、生命保険に加入しなくて良いかもしれません。
子供に保険をプレゼントする本当の意味
子供に保険を用意してあげる本当の意味は、それをプレゼントする前に、あるいはプレゼントする時に、きちんと将来に向けた資金について設計しそのことについて話し合う機会を持つことです。
日本ではまだまだお金に関する教育は、未熟です。
今後、貯蓄から投資への流れがいっそう加速する中で高校の授業に金融リテラシーに関するものが取り入れられると聞いています。
ただ、そこではおそらく上辺だけのサラリとしたものになってしまうでしょう。
しっかりとお金と向き合うことは、人生の設計図や未来像と向き合うこと。
子供のために保険に入るというような親だと、その意志や姿勢はしっかりと子供に伝わってお金に関して無頓着ではない いい影響を与えられると思います。