良く言えば、慎重、思慮深い。
悪く言えば、優柔不断。
物事をサッと決めてさっさと前に進めない人が陥る罠に、「決断疲れ」というものがあります。
決断疲れは、決断を遅らせ機会損失を生むだけでなく「やる気を奪って無気力を生む」という大きなマイナスの側面があります。
確かに、どれがベストな選択かを比較検討することも大切です。
でも、 「決断し、その結果を天に任せる」というほうが人生がうまくいくことが多いのです。
優柔不断を治す名言
勇気と決断と行動力さえもちあわせておれば、あとのことは天に任せればよい。(司馬遼太郎・作家)
優柔不断は、性格や気質ではなく思考や行動の癖、パターンです。
だから、ちょっとの心がけで治すことができるんですね。
幸せな人生を歩むコツ
夢や目標がない。
それらを熱く語るようなことがない人でも、今より少しは幸せな方向に人生を進めたいと思っているはずです。
不幸になることを望んでいる人は皆無ですよね。
幸せな人生を歩むコツは、「中途半端でも動くこと」です。
とはいっても、どうしても引っかかることがあり前へ進めないこともあるので、
つい、
- もっと情報を集めてから
- もっと理解してから
となりがちです。
その気持ちはわかりますが、それこそが「決断疲れ」を生みます。
決断疲れとは、検討材料や選択肢を自分で増やしすぎて決断できなくなる「病い」です。
そんなときは、中途半端な状態で不安を抱えつつ、あえて前に進むべきです。
実際、進んでみないと分からない情報も多く進む事で得られた情報を元に更に進むべきか否かの検討ができるからです。
また、カナダのミュージシャン・ニールパート氏は、
決断を選択しないのなら、いっそう選択につきまとわれる。
という言葉を残しています。
作家・著述家の千田 琢哉氏は、
力んで決断せず、淡々と決断する
ことが大切だとも述べています。
モヤモヤの霧の中を進むようで、モンモンとした気持ちを誤魔化しながら進むことは危険と思うかもしれません。
でも、霧が晴れるのを待っていたのでは興味やチャンスも一緒に失ってしまう可能性もあります。
「一気に全力で駆け抜けろ!」というのではなく、一・二歩、いや半歩でもいいのでひとまず前へ動いてみましょう。
そうすると前に進んだことで何かしらの結果が出るので、その結果を元に更に進むのか、止めるのか、目的地を変えるのか、の判断ができるようになります。
成功は失敗の延長線上にある
多くの人は
- 失敗は恥ずかしいこと
- 失敗は成功の対局
という思い込みや概念を持っています。
でも本当は、
失敗の本質
失敗は成功へのプロセスで必ず経験すること
であり、成功へ向かう途中で必ず経験することなんですね。
※ 今日、どんな失敗をしましたか?
いつも通りを外れると人生が変わります
行動した結果、失敗してしまった・・・
と言っても、 立ち止まって選択疲れを感じながら考えているよりも、ずっと早く次の行動へと移る事ができるはずです。
人生でもっとも無駄でもったいない時間
人生で最も無駄でもったいない時間は、「迷っている時間」です。
迷って止まっている時間をなるべく減らすよう意識しているだけで、人生は大きく変わるでしょう。
まさに、
見出し(全角15文字)
時間の使い方は、そのままいのちの使い方。(渡辺和子:シスター、ノートルダム清心学園の理事長)
「決断疲れ」を治して素早く前に進み幸せな人生を送るコツは、中途半端でも小さな一歩を踏み出してみること です。
はじめは少し勇気がいるかもしれませんが、そうすることで確実に人生は変わっていきます!