いきなり挑戦的なタイトルをつけてしまいましたが、ボクも行動できない人でした。
「でした」と過去形にし、あたかも今は「行動できる人」かのように装っていますが、今も「行動できない人」であることは間違いありません。
でも、行動できない理由がわかっていて、それに対処する方法もだんだんわかってきたので、同じような人にお役に立てたらいいなと思って書かせていただいています。
行動できない人の行動できない理由
ひとつ、明確に否定しないといけないことは、行動できないあなたは能力がないとかダメ人間だとか・・・
そういうことはいっさいありません。
ただ、ちょっと人より考えすぎたりしてしまう傾向があるかも知れません。
だからどっちかと言うと、慎重で思慮深く、損得やリスクをよく考える「頭のいい人」である可能性が高いと思います。
心の奥底にある恐れ
行動できないのは、「恐れ」が心の奥にあるからです。
「何にも恐れてなんていないよ!」と思うかも知れませんが、間違いなくあるんです!
この「恐れ」があることは悪いことではありません。
あなたが行動できない理由は、口では「そうしたい」と言っているのに心の奥に「そうなったら困るな・・・」という相反する想いがあるからなんです。(と、言い切ってしまいます)
例えば会社で、
「もっとたくさんの人に自社のサービスを知ってもらって、営業成績を上げたいな」と思いながら、
「たくさんの人に知ってもらうとしたらもっと訪問件数増やさなきゃ・・・ そうなったらしんどいな・・・」
とか、
「お客さんが増えたら、対応できるかな・・・」とか、「自社のサービスは本当に価値があるのかな・・・」とか。
「忙しくなって残業が増えたら遊びにいけないな・・・」 とか、「忙しくなったら家に帰った時に子供はもう寝ちゃってるよな・・・」とか。
こうしたい! と思いつつ、「そうなったら嫌だな・・・」という思いが心の底に眠っているんです。
その、したい! に相反する思いが、行動を制限するんですね。
幸せになりたいのになったら困る
幸せになったら困ると思っている人がいる・・・
と聞いたら、うそぉ!と思うかもしれません。
でも実際は、たくさんの人が潜在的に「幸せになったら困る・・・」と思っているんです。
今よりも幸せな人生を歩むということは、多くの人にとって「やりたいことを実現する」ということなので、もっと収入を増やす手段をとったり、何かをやめて時間を捻出する必要があります。
それよりも、今のままなら何もしなくていいし・・・
幸せになるための行動をしようとすると、困るんですよね、自分が・・・。
心の底では「幸せになりたくない」 と思っているのかも知れませんね。
でも、これは、人間としての当たり前のこと。
誰もが、今よりも向上したいと思いつつ、今から何かを変化させることに抵抗を感じるものなのです。
これは人間の性ですが、こういう心の底にある本当の思いに気づかなかったり見ないふりをしたりし続けていると、だんだんとチャンスのタイミングがずれたり、逃したりすることになります。
そのうち、やがて、「自分はどうせこんなもんだ・・・」と自分の上限を決めてしまい、自分だけでなく他人の成幸をうらやんだり、足を引っ張ったりするオトナになってしまうんです。
行動できる自分になるためにとっても大事なこと
自分のもつ恐れにきづいて、その恐れを選択することが大事です。
自分が恐れを抱いていることに気づき、認めること。
そして、恐れる方を選択し行動することが大事です。
恐れ・・・ 不安と言ってもいいと思いますが、それは人生が変わるポイント。
分岐点なんですよね。
こうしたいな・・・ でも・・・の先にあるのが恐れや不安。
人生を変えるコツは、恐れや不安を感じることを積極的に選択していくことです。
いつもの道を選択するといつも通りですが、不安な道を選択するとその瞬間から人生が変わります。
少しずつかも知れませんが、確実に変わります。
やりたいことがあるのに行動できない自分がいるとしたら、その自分が抱えている恐れや不安はどんなものですか?
思い描くとおりの人生を歩む人が、一人でも増えますように。