以前、「応援される夢の語り方」的なブログを書かせて頂きました。
改めて思うことがあったので書いてみたいと思います。
会社員として働いていると、周りのオトナに対してとてつもないツマラナサを感じるときがあります。
という私も(年齢的には)とっくにオトナなのですが、こういうオトナにはなりたくないな~ という人がたくさんいます。
冷めた感じでダメ出し
ボクには人を選んでしか話せない夢とか目標があって、誰にでもそのことを話すわけではありません。
例えば、
世界一周してみたい とか、
オーロラを観にいってアイフォンだけできれいに撮影してみたい とか、
価値観の違いを認めつつ、個性豊かに暮らせる世の中を作りたい とか・・・
人を選ばずそういう話をすると、
お金貯めてるの? とか
アイフォンのカメラ機能について何か学んでるの? とか
「どんな努力をしているの?」的な質問が返って来ることがよくあります。
もちろん、語るだけじゃなくて具体的な行動は必要なので、そういう質問をしてくれることはありがたいといえばありがたい・・・ のですが、その聞き方ですよね・・・
なんか、「詰める」ように聞いてくる人っていますよね。
そして、何もしてないのにできるわけないじゃん・・・ 的な。。。 まぁ当然といえば当然で、それがオトナと言うものなのかもしれません。
でもその調子で、若い人たちに・・・ 特に子供に質問しないでほしいと思っています。
オトナ:「将来はどんな仕事をしたいの?」
コドモ:「世界を飛び回るビジネスマン!」
オトナ:「英語の勉強 してるの?」
コドモ:「いや、特には・・・」
とか
オトナ:「将来の夢は?」
コドモ:「音楽やりたい」
オトナ:「へ~! じゃあ毎日 歌とか楽器 練習してるの?」
コドモ:「してないけど・・・」
オトナ:「これからするの?」
コドモ:「・・・」
って感じになっていること、多いような気がします。
こんな問いかけで変わるかも 夢の向こう側に触れる2つの質問
でも、ちょっと訊きかたを変えるだけで、その夢の目的やその人の価値観のような、人としての本質に触れることができる可能性が高まります。
オトナ:「将来はどんな仕事をしたいの?」
コドモ:「世界を飛び回るビジネスマン!」
オトナ:「そうなんだ!世界を飛び回ってどんなビジネスをしたいの?」
コドモ:「世界の戦争や貧困をなくすような仕事!」
とか
オトナ:「将来の夢は?」
コドモ:「音楽やりたい」
オトナ:「どんな音楽をやりたいの?」
コドモ:「みんなで盛り上がれる楽しい音楽。バンド組んで・・・」
とか 質問の仕方によって、イメージが膨らんでいきますよね。
そしてさらに、
「それができたらどんな気持ち?」と、叶った時に感じそうな気持ちを訊くとますますその人の目標の向こう側にある「愛」に気づくことができると思うんです。
オトナ:「君の仕事で戦争や貧困がなくなったら、どんな気持ちになりそう?」
コドモ:「う〜ん・・ みんな安心して暮らせるから嬉しいかな〜 」
オトナ:「君の音楽でみんなが楽しそうに盛り上がったら、どう思う?」
コドモ:「めっちゃいい気分! 一体感が生まれてみんなで楽しめるって、好きなんだ〜」
とか、その人の持つ価値観や愛が溢れる豊かな人間性に触れることができそうですよね。
夢の話を聞いた時はぜひ、
その夢のイメージが広がるような質問
価値観や人間性に触れることができるような質問
をして欲しいなと思います。
そんな質問を投げかけられると、その人自身さえも気づいていなかった夢の目的や自分が大切にしていた価値観に気づき、より能動的に頑張リ出す人もいます。
そして、目的や価値観が同じであればビジネスじゃなくても音楽じゃなくてもいいんだ・・・ と気づくことができるかもしれません。
その気づきが、その人の可能性を大きく広げることだってありますよね。
教えようとしなくていい
夢や目標を話した時に、
世界を飛び回るビジネスしたいなら、英語が必要だ! とか、
音楽の世界で売れるのは、ほんの一握りだからやめとけ とか・・・
いろんなアドバイスをくれる人がいます。
やたらアドバイスをしたくなるその心理は、もしかしたら「すごいと思われたい」「感謝されたい」心理なのかもしれません。
そんなアドバイスがその人のやる気を削がないように注意して、夢や目標のイメージを広げ、価値観や人間性に触れるような質問をして欲しいなと思います。
そもそも、何のために質問をするか・・・
そこに質問者の人間性とか器とかが現れるんだと思います。