「不幸の物差し」を持っていると、せっかく夢や目標を持っても
・こんなことに意味があるのだろうかと疑問や不安をもってしまう
・何が好きで何がしたいのかわからなくなる
・無意味な比較や後悔を持ってしまい、前に進めなくなる
など、いいことは全くありません。
「不幸の物差し」とは大抵の人が持っている「現在の自分は未来の自分より不幸だ」という価値観なんですね。
今よりも、より良くより高い自分になりたいと思って夢や目標を設定する人が多いと思いますが、そこにちょっとした罠があります。
「不幸の物差し」の代表的なもの 3つは以下のようなものです。
・他人との比較
・社会的価値観
・仮想の自分
目次
他人との比較という物差し
一般に日本人の傾向として、なんでもランクづけや平均化して収入や職業、家柄で人を品定めする傾向があります。
一流の大学を出た奴らと比べて、やっぱ自分は劣るよな・・・
小さい頃から頑張ってきた奴らに比べて、自分はメンタル弱いし・・・
スタイルも良くて仕事もできるなんて、あの人はいいな・・・
やっぱもともと金持ちの家に生まれたから違うよね・・・
などと、他人と比較した「不幸な自分」をスタートラインにしていませんか?
そんな「他人との比較」という物差しは、今すぐ捨てて
「自分は自分。他人との比較は全くもってナンセンス」
というマインドセットをしてください。
自分の価値は、家柄や出身大学、見た目、容貌や仕事(職種)、会社の規模やブランドでなく、何を目指して生きるのかという、その志しにあります。
夢や目標、ゴールの設定に少しでも「他人よりも自分を良く見せたい」という要素が入っていればそれは不幸の物差しで測ったものです。
他人の目に自分がどう映るかを気にするのはナンセンス
そもそも、他人の目に映るあなた自体が、あなた自身が勝手に生み出した虚像なので、他人からどう見られているかを気にして比較すること自体、意味はありません。
大抵の場合、自分が羨ましい と思っている人が何か劣等感を持っていることもあるでしょうし、実は他人はあなたが気にするほどあなたに関心はありません。
ドリームキラーを排除しよう
自分が「他人との比較」という不幸の物差しを捨てるのはもちろんのこと、その物差しを持った人に近づかない、自分に近寄らせないということも重要です。
そういう人はやたら他人の評価をしてきます。
「無理」とか「できない」とか「羨ましい」とか、そういった類の言葉を多く使う人はあなたに対しても「どうせ無理」「あなたにはできない」「あの人とはもともとの素質や素材が違う」などと思っています。
そういう人を「ドリームキラー」と言ったりしますが、そういう人の言う事はたとえ親や先生であっても一切 真に受けてはいけません。
社会的価値観という物差し
いわゆる「常識」というものですが、この物差しをもって未来のゴールを設定しても、過去やマスコミが一般化した一時的な「幸せ」が得られるだけです。
ある意味、社会的価値観という「常識」もドリームキラーの一つで、あなた自身の「最幸の人生」を邪魔するだけでしかありません。
社会的に、または自分以外の誰かが定義した幸せを追い求めても不安や違和感が増長されるだけ。
その結果は「なんか違う・・・」というなんとも満たされないものでしかありません。
社会的価値感という物差しを捨てて、自分独自の夢や目標を持ってそれに邁進すべきです。
もし〜していたら・・・という仮想の自分という物差し
人生は選択の連続。
「もしあのとき、〜していたら・・・」などとつい考えてしまいがち。
もし、もっと勉強していい大学に入っていればいい会社に入れた・・・
もし、結婚してなかったらもっと自由に人生を送れたかも・・・
もし、お金持ちの家に生まれていたらこんな不自由はなかった・・・
もし、生まれてくる時代がよかったら・・・
こんな風に、「仮想の自分」を持ち出し、もしあの時に別の選択をしていたらもっといい人生を送っていただろう・・・ と、自分でコントロールできること、できないことに関わらず「仮想の自分と今の自分を比較する」物差し。
意味のないこととわかっていながらこういう物差しを持ち出しがちです。
この物差しを持ち出す限り、過去の自分との不毛な戦いを続けるしかありません。
これは無駄でしかないし、不幸の物差しの最たるものと言えます。
仮想の自分はいつも今の自分より幸せ
不思議なことに「仮想の自分」は、いつでも今の自分より優れていて幸せな設定です。
過去は、現在の状態で評価されます。
つまり、どんな不幸だったとしても今幸せならば、過去の不幸はネタでしかないわけです。
逆に今が不幸なら、過去がどんなに華やかでもただの羨望の対象でしかありません。
もし仮にタイムマシンで過去に行って過去を書き換えたとしても、今の状態によってはまた過去をやり直したくなります。
今 満たされない自分がいるから「もしあの時・・・」と考えるわけで、今満たされた人生を歩んでいると実感が持てているなら、過去怠けていて大学受験に全部失敗していようが、とても貧しい家庭に生まれていようが関係なく、満足しながら振り返れるはずです。
まとめ
未来で、思い通りの人生を歩み毎日笑顔で満たされた自分をイメージして、「自分の未来のみ」をみつめて夢や目標、ゴールを設定すること。
そのために
・他人との比較
・社会的価値観
・仮想の自分
という3つの不幸の物差しを捨てて、「なりたい自分」のみにフォーカスしていきましょう!
自分のみにフォーカスです!