「もう めんどくさいし言われるままやっておこう・・・」
仕事や生活の環境が「辛い」「きつい」「苦しい」・・・
そんな環境に長く身をおくと、「もう めんどくさい・・・」となってしまいます。
脳が「考えるのをやめた瞬間」です。
そうなると、ずっと潜在的に思っていたことに心と体が動かされます。
まともな理性が効かなくなるということです。
過去、月間400時間ほどの労働をしていた時期がありました。
その時に、
- とりあえず淡々とこなそう
- なんでもいいからやり過ごそう
として、
自分で考えるのをやめた時がありました。
能動的に、「考えるのをやめる(脳を休ませる)」のではなく、考えることができなくなってしまった のですが、その時に体験した「異常なこと」について書いてみたいと思います。
もし、いまそんな状態になってる人がもしいたら、ぜひ無理矢理にでも休んで欲しいと思います。
目次
過剰なストレス状態が続くと思考が止まる
仕事が忙しかったり苦しかったり、または、パワハラなどなんらかのハラスメントを受けストレス状態が長くなってしまうと、「コルチゾール」というホルモンが多量に分泌されます。
ちなみに、このコルチゾールが過剰に分泌された状態が続くと顔にニキビができやすく、お腹に脂肪がつき、手足は細く筋肉が弱くなります。
ストレス過剰な人は、全体的に痩せているのになぜかお腹だけはぽっこりしていることが多いのは、このためだそうです。
ストレスは脳も萎縮させる
コルチゾールが増える、つまりストレスを感じ続けると、脳の記憶を司る海馬を萎縮させるそうです。
パワハラなどの嫌なことを受けると、なんとか逃れようとしたり腹を立てたり反撃したりします。
でも、その状態が長く続くと、だんだんと諦めて抵抗しなくなってしまいます。
これが
「考えるのをやめてしまい、思考停止に陥った状態」
です。
DVや様々な辛いハラスメントから「逃れたらいいのに・・・」と言いますが、そもそも逃げることを「考えることができなくなっている」可能性があります。
思考停止すると突然予想外の行動に出ることがある
わたしも月間400時間ほどの労働をしていた時、寝る時間がほとんど取れなくて、車を運転中に信号待ちで寝てしまい、後ろの車のクラクションで目が覚めたということが何度もありました。
そんな状態でも、
「とりあえず時間に遅れないようにしなきゃ」
「頑張って仕事しなきゃ」
「休んだら迷惑かけちゃうからな」
と、気持ちだけはすごく焦っていたことをよく覚えています。
もう死ぬしかない
仕事やめたい・・・
でも、生活があるからやめられない・・・
そんな葛藤の中であるとき、閃いたんです。
「このまま死んじゃえばいいんじゃない?」
そして次に、
「どうやったらうまく死ねるかな」
と考えるようになって、いつの間にか
死に方
痛くない
苦しくない
迷惑かけない
汚くない
自殺の名所
などの検索履歴がたくさん残るようになりました。
幸いわたしは今もこうして生きていますので、検索結果を実行することはありませんでした。
でも、人は過剰なストレスを受け続けるとだんだん正常な思考ができなくなります。
その結果、潜在意識に刷り込まれた思考や行動を強化する行動をとるようになってきます。
私の場合、
口に出すこともなく、自分で気づくことさえできていませんでしたが、
「長時間労働から逃れるためには死ぬしかない・・・」という思いがあったこともわかりました。
本当に自殺してしまう人もきっと、
ストレスに晒されながら「どうしたら楽になるのかな?」などと考えながら日々過ごし、ある限界点を超えた時に突発的に飛び込んでしまったりするんだろうなと思います。
ずっと、
- 辛さや苦しさから逃れたい
- 死ぬしかない
と潜在的に刷り込まれているので、脳で理性的に処理ができなくなるほどのストレス状態では、潜在意識が行動にでてしまうそうです。
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過剰なストレスを受け続けるのにも限界がある
- これくらいで弱音吐いちゃだめだ
- 自分よりももっと辛い人がいる
- 自分よりもっと頑張っている人がいる
- 自分も我慢して文句言わずにやることをしっかりやらなきゃ・・・
そんな風に思っていると、やがて限界点を超えて、自分で考えることができなくなってしまいます。
考えることができなくなると、
自分でも気づかない、潜在意識の自動思考が体と心を動かしてしまいます。
辛い、苦しい・・・ の状態に長く晒されていると、自分でも気がつかないうちにネガティブなことを潜在意識に刷り込んでしまうんですね。
めんどくさいし、とりあえず言われるままやっときゃいいか・・・
こんな風に思うのは、脳が考えることをやめたから。
そんな時は、
「どうしたら自分は幸せか?」
「どうなれば、自分が笑顔になれるか?」
そんなことを考えて、潜在意識に刷り込んで行ってください。
辛い環境から逃げることは、「悪」ではありません。
何より、
一番大切なのは「命」であって、生まれてきた究極の目的は、「幸せに生きること」です。
ときどき、「人生は修行の場」「辛さの先に幸せがある」なんてことをいう人がいますが、そんなことはありません。