そのままでいい
ありのままでいい
本音でいい
本当にその通りだと思いますが、ちょっと勘違いしている人が多いんじゃないか・・・? と思ったので、自分なりの本音を書いてみました。
悩みのほとんどは人間関係に起因すると思っているアラフィフ会社員 たく です。
最近は、「そのままでOK」「ありのままでOK」ブームだと思います。 でも中には、そのままじゃいけないんじゃない・・・? と思うこともあって、ちょっと違和感があります。
理性があってあたりまえ
基本的には、「自分の気持ちに素直に生きる」ってとっても重要なことと思います。
そして、それが思い通りの人生を歩むことに直結しています。
でも、大人なら(ってか人ならだれでも)いろんな関係性の中でいろんな役割を演じ、いろんな立場がある中でいろんな人と相対するわけだから、小さな子どもみたいに本能のまま生き、行動、発言するのは違うかな~って思います。
ありのままとか素直とか本音とか、それ、たんなるワガママでしょ・・・ といいたくなる人もたくさんいます。
そのとき感じた気持ちを客観視すること
ボクの好きな言葉の一つに
出来事はいつも無色透明。そこにどんな色をつけるかは、自分次第。
というものがあります。
これ、心理学で学んだアルバートエリスのABC理論によく似てると思うんです。
ABC理論とは簡単に言えば、
人は、
出来事【Activating event】が
結果【Consequence】を生むと
思いがちですがそうではなく、
出来事【A】と結果【C】の間にはその人独自の(または常識と言われる)
考えや思い【Belief】がある。
Aに対してBがあるからCという結果を生む という考え方。
Bが変われば、同じAでもCは変わる ということです。
人との別れが寂しい、辛いと落ち込んでふさぎ込んだり攻撃的になったりする人もいれば、人との別れが新たな人との出会いのきっかけ、むしろチャンス!みたいに考えられる人もいます。(単にポジティブ、ネガティブの違いじゃなくて)
出来事はいつも無色透明 なんだけど、そこに自分はいったいどんな色をつけるんだろう・・・ って自分を客観視してみる。
そのことで自分の本音やありのままというものが見えてきます。
客観視するのに役立つ方法
ところが、自分のことを客観視するって、意外と難しいんですね・・
なのでおすすめの方法は、日記を書くこと。
言葉にしておくって、自分を客観視するのに一番いい方法です。
自分の感情が上がった時や下がったときに、書いておく日記です。
例えばこんな感じです。
・上から目線で指示された
・まったく話を聴いてもらえず、一方的に判断された
・うまくできなかったのは、ちょっと手を抜いていたからな~
・〇〇さんと話せてすっきりした!
・ふらっと立ち寄ったカフェが雰囲気よくて落ち着いた!
・YouTubeで〇〇の動画を観て、ワクワクした!
とか、こんな感じでOK!
寝る前とかに一日をちょっと振り返って、どんなときにどんな感情を抱いたのか、書いておきます。
これをずっと続けていくと、自分の本音やありのまま ってどんなものかがわかってきます。
どんなときにうれしくて、
どんなときに悲しくてイヤだった。
誰と話すとワクワクして、あの人にわかってもらうのは今は無理かな~
とか。
注意点としては、
心地よくない感情を言葉にするときは、心地よいと感じたこともセットで書いておくこと。
ストレス発散のための、嫌な感情を溜め込む日記にならないようにすることです。(後で見返したりすると、くら~いきもちになりますよ・・・)
選んで生きていい
人は結局のところ、人間関係の中で人生を歩んでいます。
だから、自分を客観しできてない時点での「ありのまま」とか「建前を飛ばして本音で」とかありえないと思います。
むしろボクは、こっちの立場や状況を考えずにまるで小さい子どもみたいに「ありのままの感情」をぶつけてくる人や押し付けてくる人とは、距離をおきたいかな・・・ 。
だけど、
状況や立場を把握した上で本音で意見を出しあったり、ちゃんと理性的に「ありのまま」で接してくる人とは、もっとお友達になりたい!
そうやって、人間関係って選んでいいんだと思います。
だからこそ、自分がどんなときにどんな色付けをするのか・・・ ということを、わかっておく必要があるんですね。
今日から「自分観察日記」をつけてみませんか?
後で振り返ったときに、きっと「ずいぶん気持ちを表現できるようになったな~」って思うはず。
自分を客観視できるようになること。
それが「人間的成長」なんですよね。