「友達をたくさん作りましょう!」
と小学生のときは言われましたが、今はまったくそんなことは思いません。
中高生のときはとにかく嫌われたくなくて、誰かのそばにいないと不安だった気がします。
社会に出ると自分の足りなさに打ちひしがれ、能力のある人や上司から何かを得ようとしてくっついていましたが、そのやり方は今では時間の浪費だったと感じています。
今では「いつも一緒」を暗に強要されたり、上下関係、利害関係でしか繋がれないような人間関係はいらないと思っています。
人生で出会うべきはたった3人
人から好かれなければならない、嫌われてはいけない という価値観でずっと人生を歩んできましたが、途中でしんどくなりました。
それでも、自分は不完全な人間で誰かの教えやサポートがないと生きていけないと思っていたので、自分より能力の高い人や目上の人とは嫌な思いをしたとしても付き合わないといけないと思っていました。
でもあるときボクのコーチに、
それだと自分の思い通りに行動できないときに、誰かのせいにしてしまいませんか?
と言われました。
そして、人生で出会うべきは3人だけです とも言われました。
その3人とは
・どんなときも利害なしに応援してくれる仲間
・「あの人みたいになりたい」と憧れを持てるライバル
・自分の意思や考えかたを重視し尊重しつつ、知恵や思想、方法を与えて勇気をくれたり、背中を押したりしてくれるコーチ
です。
この「出会うべき3人」がいれば、他はいらない との事でした。
そのときは「そうかな・・・」と思ったのですが、今ははっきりと「そうだった」と言えます。
それ以外の関係って結局のところ、上下主従であったり、得たい与えて欲しいという利害の関係だったり、自分の不安や不足を埋めたいという欠乏感から欲するものに過ぎないと気づいたからです。
根本的に違った「仲間」の概念
仲間とは、助け合ったり補い合ったりする関係、一緒に行動して同調・同意してくれる関係という認識でした。
でも、「仲間」に必要なのは、上下や利害、協調ではなく
共有・共感できる理念や志し
です。
これがあればどんなときもその人のことを応援できますし、応援も得らます。
応援とは物理的なサポートではなく、この人になら安心して話せる、心許せるという精神的なものです。
そんな仲間はいますか?
もしいないなら、まずは自分の理念や志し、思いや考え方をアウトプットしてみることが重要です。
それをしたときに離れていってしまう人もいますので、そうなったらOKです!
あなたのこれからの人生にとって余計な、捨てるべき人間関係が断舎利できている証しです。
ライバルを持とう!
ライバルは蹴落とすべき相手ではなく、むしろ真似るべき存在です。
あの人みたいになりたい!
そうなるにはどうしたら・・・?
あの人がやっていることの中で、今の自分にできることをひとつ やってみよう!
と、自分の人生をポジティブなものにし、理想を実現するためのモデルです。
だから「出会うべき」と書きましたが、実際に出会う必要はなく過去の偉人や物語やドラマの中の登場人物でもOKです!
ライバルは人生のサプリメント。
ライバルがいると、毎日に張りと潤いがありますよ!
普通の人もコーチが必要!そのメリットは大きい
コーチが必要なのは経営者やスポーツ選手。
おそらくそういう認識の人が多いと思います。
また、その業界や競技に対して秀でた能力を持っていないとコーチとは呼べないという認識が一般的でしょうか。
ボクたちが必要とするコーチは、
対等な立場でその人がすでに持っている能力に光を当てて、それを自主的に発揮・行動できるよう、メンタル面を含めたサポートを行なう人
です。
コーチを持つと、いきなり「グン!」と世界が広がる、視野が広がるような感覚があります。
それによって如何に自分は狭い世界でモノゴトを考えていたんだろう・・・ 持っていた常識ってなんだったんだろう・・・ と思うようになります。
それによって、
そんな考え方もあるんだ
そんなことできるんだ
と、世界が広がりますので悩みの解消に繋がったり、勇気が湧いてきたりします。
狭い世界で考えることこそ悩みの原因ですから、一気に視界が開け、明るくなる可能性があります。
ただ、コーチはその資質や自分との相性が重要で、「すごいと思われたい人」をコーチにすると、大変です・・・
すごいと思われたい人は自分の実績重視 なので、やたら方法ややり方のアドバイスはするのに結果については「自己責任」だと言います。
自己責任という言葉をよく使う人は、ボクの経験からは無責任・無関心な人が多いです。
いいコーチって、自主性を尊重するんですよね。
自分が気づかないものの見方や考え方、時には方法を示しながら、その人が「行動したくなるようなサポート」をしてくれます。
いいコーチと出会うには、自分の興味あるコミュニティに参加してみるのがいいと思います。
そのコミュニティの中に、専門的なコーチングを学んでなくてもあなたの資質や能力に光を当てつつ、世界観を広げてくれる、そしてあなたが進みたい方向へ自然と導いてくれる その人がいるかもしれません。
好かれなくてもいい むしろ嫌われましょう
ボクは、人生で出会うべきは、仲間・ライバル・コーチ だと思っています。
そして実際にそれらの人と出会って、ボクの人生は大きく成幸へとカジを切りました。
今、ボクにはひとりで仲間・ライバル・コーチをやってくれる人もいれば、理念や志しに共感してくれる仲間も数人います。
あんな風になりたい!と思わせてくれるライバルも数人いますし、コーチ的な存在の人も数人います。
間違いなく言えることは、万人に好かれる自分を目指さなくていい ということ。
むしろ、あなたのことを「嫌い」と言ってくれる人が現れたら、自分らしい人生をスタートできたんだ と思っていいと思います。
人から嫌われることに対して、何にも怖がることはありません。