先日、香港へ行って来たのですが、その目的は新しく保険に加入することでした。
最近では海外に行くたびに、いろんなものが「高い」と感じます。
今まで1000円でできたことが、だんだんと1000円で同じことができなくなって来ている。
それって円の価値が下がっているということですから、円で持っているということは世界規模でいうとその価値はどんどん目減りして行っているとボクは捉えているのです。
そんなこんなで将来のことをちょっと考えて、できる範囲で「自分年金」を作るためにも海外を活用しようと思ったわけです。
▶︎参考: 香港で貯蓄性の高い積み立て保険に加入しました
目次
- 1 多少損切りしてでも乗り換える
- 2 ボクが加入した保険は年間2400ドルを5年間払います
- 3 リージェントプレミア2の特徴とメリット
- 3.0.1 ■短い払込期間かつ低い保険料から始められる 5年 2,400米ドル/年~ (損益分岐点7年目)
- 3.0.2 ■被保険の変更が可能で満期は128歳まで延長できる 途中で被保険者を変更すると新しい被保険者が128歳になるまで満期が延長 つまり、引き継いでいけば実質無期限(相続にも最適!) また、名義変更は親族以外も可(審査あり)
- 3.0.3 ■死亡保障は最低でも105% 払い込み済み保険料の105〜110%以上が戻ってくるので実質元本割れなし
- 3.0.4 ■高い返戻率かつ保障キャッシュバリュー 変動金利 (IRR最高内部収益率6.8%) 、保証された返戻金(保証キャッシュバリュー)が高く、途中で引き出しが可能
- 3.0.5 ■返戻金受け取りオプション 死亡保険金、解約返戻金の受取頻度の設定可 (月払い、年払い等) 残金に2%の金利(変動性)付与
- 4 オフショア保険を契約する上で心配な点
- 5 もっと早く知っておけばよかったと後悔
多少損切りしてでも乗り換える
前々から「日本の保険では貯蓄性がないばかりか、実質、返戻金が元本割れしているものも多いんだよ」という話は聞いていました。
実際、養老保険の類いの中には払い込んだ保険料を下回る返戻金しか受け取れなかったり、5年間払い込んで5年据え置いた後の返戻額が3%を下回る・・・ という保険がたくさん存在していています。
もちろん納得して契約しているのならいいのですが、わからないまま勧められるままに契約していたのだったら、それは「損」です。
5年間頑張って積み立てた100万円が実質10年間動かせず、10年経った満期で受け取れる金額が103万円って・・・
個人年金はすでに払い込んでいる保険料が107万円くらい、解約返戻金が95万くらいでしたので12万ほど損ですが、「損切り」という考え方を学んでいたので全く躊躇や迷いはありませんでした。
ボクが加入した保険は年間2400ドルを5年間払います
ボクが加入した保険はUSドル建てで、年間の保険料は2400ドル
(264,000円/年=22,000円/月 1ドル:110円として)
月々あたり22,000円という金額は、加入していた(今回解約した)個人年金保険の保険料と変わりません。
今加入している個人年金保険の払込金額と同等にしたかったのでこの保険料にしました。
実際には、保険料は年払いで申し込みます。正確には、年間保険料は2,399.94ドル、premium levyという税金が0.96ドルかかるので、2400.90ドルを払うことになります。
日本円に換算して考えると為替変動があるので多少ブレることはありますが、外貨建ての資産を作る気持ちになっています。
ちなみにボクは1年目はクレジットカードで支払い、2年目以降はHSBC香港口座から引き落としをお願いしました。
通常、クレジットカード払いは手数料がかかるのですが、期間特典で手数料なしで支払うことができるとのことでした。
約26万円分のポイントが楽しみです^^
2年目以降は香港ドルで支払うことになりますが、USドル/香港ドルのレートは1:7.8なので、2年目以降は2400.90 x 7.8で、18727.02香港ドルが口座から引き落とされることになります。
ちなみにですが、加入していた個人年金保険は掛け金が所得控除対象でした。
香港の保険は日本の税金控除対象ではないのですが、新たに加入した iDeCoで節税するので、税控除という面でプラマイゼロです。
リージェントプレミア2の特徴とメリット
加入した保険は、FTライフ社のリージェントプレミア2というものです。
ボクがこの商品に感じたメリットとしてはこの記事にも書いていますが、ざっとあげると、
■短い払込期間かつ低い保険料から始められる
5年 2,400米ドル/年~ (損益分岐点7年目)
■被保険の変更が可能で満期は128歳まで延長できる
途中で被保険者を変更すると新しい被保険者が128歳になるまで満期が延長
つまり、引き継いでいけば実質無期限(相続にも最適!)
また、名義変更は親族以外も可(審査あり)
■死亡保障は最低でも105%
払い込み済み保険料の105〜110%以上が戻ってくるので実質元本割れなし
■高い返戻率かつ保障キャッシュバリュー
変動金利 (IRR最高内部収益率6.8%) 、保証された返戻金(保証キャッシュバリュー)が高く、途中で引き出しが可能
■返戻金受け取りオプション
死亡保険金、解約返戻金の受取頻度の設定可 (月払い、年払い等)
残金に2%の金利(変動性)付与
です。
オフショア保険(海外で日本人が契約できる保険)としては、低額から短期プランで契約が可能なのが魅力に感じました。
オフショア保険を契約する上で心配な点
ボクはどっちかというと、こと お金に関するリテラシーや教育については、「日本って大丈夫?」と思っています。
とはいえ、やっぱりまだまだボクの周りの人も「日本No.1」なんです。
なんとなく外国は危険、やっぱり日本が一番安全で安心と思い込んでいる人が多いんですね。
そして、大部分の「FP=フィナンシャルプランナー」と言われる人や銀行の人、保険会社の人や税理士はありきたりのことしか言わない(言えない)ことを知っています。
中立であるはずの「相談窓口」に相談に行っても、あの人たちだってノルマを抱え、会社から言われる商品(いわゆるマージンが高い商品)をなんだかんだ言って進めて来ますよね。
もうすでに海外の保険を契約する気満々のボクが心配したことや相談したかったことは以下の通りです。
海外の保険会社って大丈夫なの?
具体的には、倒産したり経営統合したりしないの・・・?ってことです。
日本人の感覚の中に、外国はドライだからあっさり倒産したり統合したり、なくなったりしてしまう・・・ というものがありますよね。
でも、ドライだからこそしっかりと法整備されていて、万一の時は政府が介入し保護する制度が整っています。
そして、日本ではあまり話題になりにくく意識にも残りにくいのかもしれませんが、日本の金融機関だってめちゃくちゃ統廃合が進んでいますよね。
今回お世話になるFTライフという保険会社も、もともとはベルギーで生まれた会社。トータルの歴史は190年以上あります。
(FTライフ社のHPはこちら)
ほぼ日本語のみで生きているし、契約はもとよりサポートや解約などの時心配
ボクは今回の契約について、ほぼ日本語しか使っていません^^
もちろん、資料として渡されたシミュレーションやパンフレットはグーグルの翻訳を使って調べたりしましたが、それでもわからないことは学びの場でお世話になっている方に日本語で質問して日本語で教えてもらいました。
契約に香港まで行きましたが、そこでも日本人の方が対応、「日本語といってもカタコトでしょ・・・」という心配はありませんでした。
ドル建てって変動があって怖いし、日本で暮らすから日本円が安心かも・・・
たしかに、「ドル建て」で保険料を払うということは、レートによって日本円から見れば支払う保険料が揺れます。
受け取りの時も、その時の為替レートによって変動します。
ボクは外貨建ての資産を作る必要性もあると考えているし、一つの楽しみでもあります。
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日本に住んでるのに外貨を持つ必要、ある?
続きを見る
また、円の価値がどんどん下がっているように感じているので、その補完のために外貨を持つ必要があるとも考えています。
今後日本円の価値がどうなるかなんて、だれも正確に予測することはできませんが、米ドルが紙くずになる事は普通に考えて有り得ないでしょう。そんなことになる前に、むしろ日本円が紙くずになっている可能性の方が高いと感じています。
IFAってなに?
FTライフ社の保険に契約するから、FTライフ社と直接契約する・・・ のではなく、香港では(というか外国では)IFA(Independent Financial Advisor)を通じて契約するのが一般的です。
そういう仕組みだから、これは仕方がない。
なんでかというと、消費者目線にたったアドバイスをしやすく、(日本の保険会社でよくみられる ←個人の感想)手数料目的の回転売買を防ぎ易いからです。
日本の法律は大丈夫?
なぜ、こういう素晴らしい保険を日本で契約できないか・・・ は、複雑すぎてかけませんが、法律上、日本人が海外の保険商品を契約する際は、
・内閣総理大臣の許可が必要
・無許可だと50万以下の罰金
が課せられるとの話を聞きましたので、多少心配でした。
が、過去今まで適用された人はいなく、しかもある人が総理大臣に許可申請しても、「許可できませんが自己責任で」という回答をもらったという話もあり(←定かではありません)、また罰金を払っても十分利益があるからと払おうとしても断られたりしているようです。
いわば「自首」しているのに「いやいや・・・」と言われているようなもの。
ある日突然、逮捕されるようなことはありません^^
が、次第に外国の方が日本人を避けるようになっているようですので、もしお考えご検討されている方は早めの方が良さそうです。
契約は日本の法律の絡みもあって、香港に行かなくてはなりません。
2018年6月からは、香港に行かなくても日本にいながら郵送で契約できるようになりました。
事前の打ち合わせで10時にIFAのオフィスにてということだったので、香港国際空港からエアポートエクスプレスとMRT港島線(アイランド線)を乗りついで、湾仔(ワンチャイ)駅へ。
そこから歩いて10分くらいで到着。
説明・契約書類作成にかかった時間は、ほぼ1時間。
サインする場所が多く(10数カ所)、書類は英文なので説明を受け、自分なりに質問・確認しながらサインして行きます。
とっても丁寧に対応していただきました。
事前に必要書類を聞いて準備をしていたので特に戸惑うことなくスムーズに進みました。
必要な書類は、
・パスポート
・香港の入国スリップ(香港は入国時にパスポートにスタンプじゃなく紙をくれます)
・クレジットカードとHSBC香港のカード(支払い方法によります)
・日本の免許証
・受取人のパスポートのコピー(ボクの場合は妻)
・マイナンバー(記載された住民票を持って行きました)
手続きが終了したあと、帰りの飛行機まで12時間ほどありましたので、香港No.1パワースポットと言われるウォンタイシンへ行って、未来を占ってもらったりしました。
(2018年11月以降、詐欺や騙しに気をつけなさいといわれました。)
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香港No.1パワースポット 黄大仙祠 (ウォンタイシン寺)で金運UP祈願!
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雨も振り、特に行きたいところもなかったので、その後は香港空港へ行き、SQのシルバーラウンジでのんびりしていました。
もっと早く知っておけばよかったと後悔
例えばですが、会社員の生涯年収は2〜3億と言われます。
ということは、その20%を貯蓄しても4〜6千万が限界ということになります。
なのに、なんでマイホームにその半分以上をかけるんだろう・・・
というか、
世間の人は、収入からもっと多くの割合を貯蓄してるんだろうか・・・
実家暮らしならともかく、よくやっていけるな・・・
そんなことを考えていました。
マネーリテラシーがなかったのですよね。
限られた情報で知識を持ち、それを元に行動するしかないのですが、入ってくる情報は求めれば増えます。
情報量が増えた分 怪しい詐欺的な話もやって来ます。
でもだんだんと「なんとなくおかしい」と感じるようになることを最近実感しています。
もっと若いころ、20代のうちにお金について学びを深めておくべきだったな〜・・・ と、今更考えても仕方がないことを、時々思います。
でも、始めるのに遅すぎることなんか、何一つないですよね。
気づいた時が始めどきだし、始めたらそこが変化点です。
ボクは、自分の経験が誰かに役立てばいいなと思いますし、誰かの経験を自分も役立てたいと思っています。
もし何か質問などがあればお答えできることはお答えしたいなと思っています。
なお、日本で契約が完結する定期預金がわりの保険もありますので日本の銀行にただ寝かせておくだけの資金があれば、十分検討に値すると思います。
将来の不安要素が「お金」であるならば、不安軽減の対策の一つとして視野に入れてもいいのではないかと思います。
リージェントプレミアやライフブリリアンス 、そのほかにも香港には日本では考えられないような利回りの保険があります。
でも、なにぶん 情報が少ないのでいろいろ不安なことやわからないことも多い。
実際、自分がそうでした。
不安や疑問の解消になって、さらに一歩を踏み出すきっかけになればいいなと思い、香港の保険について情報やよくある質問の回答をメルマガで送らせていただいております。