少ないながらもUSドル、香港ドル、ユーロ、そして日本円を持っています。
香港ドルは、2015年1月に日帰りで香港に行きHSBC香港に口座を開き、そこに入っていますが、USドルとユーロは、日本の銀行の外貨預金に入っています。
USドルもアメリカで持つべく、ユニオンバンクの口座開設の手続きをしようとしています。
↓ 実際口座開設しました
ユーロについてもどこか口座開設できる銀行がないか情報精査中ですが、エストニアの電子居住者に登録すると銀行口座の開設もできるらしいので、もう少し学びながら行動したいと思っています。
通貨を分散して保有する理由
「外貨を保有しましょう」だとか、「通貨は分散して保有しましょう」だとか、勧められたことはありますか?
現時点で日本に住んでいるし、今後も住み続けるつもり。
なのになぜ外貨を持つ必要があるのでしょうか。
わたくしなりの幾つかの理由はありますが集約すると、
「世界の経済状況や為替相場によって、円の価値も変動するから」
です。
例えば、対アメリカドルで考えると日本円で保有する10万円は、
1ドル:100円の時 ・・・ 1000ドルです。
1ドル: 90円の時 ・・・ 約1111ドルです。
1ドル:110円の時 ・・・ 約909ドルです。
1000ドルは、
1ドル:100円の時 ・・・ 100,000円です。
1ドル: 90円の時 ・・・ 90,000円です。
1ドル:110円の時 ・・・ 110,000円です。
10万円を1000ドルにしてアメリカドルで保有しているとすると、為替相場が1ドル110円になった時に円に戻すと、それだけで1万円増えたことになりますよね。
当然、未来の為替相場がどのように動くかわかりませんし、実際に外貨にしたり戻したりする時には手数料もかかりますから計算通りには行きませんが、それでも多くの物を輸入に頼っている日本という国では、円安やインフレに備えて外貨を保有しておくのは、一つのリスクヘッジになると考えています。
また、世界のほとんどの国では日本より金利が高いので、利息がつく口座で保有していればそれだけで日本の数倍の金利収入を得ることができます。
そして、最近は海外に行くとよく感じるのですが、日本の物価は安い!
ということは、円の価値が下落しているともいえるので、日本円以外でお金を持っておくということは、価値の下落に対してのリスクヘッジとなると考えています。
と言っても長期的な視点で分散保管
わたくしが外貨を保有する理由として、金利収入を得たいというよりも、旅行に行った時に両替の手間がなくて便利で実用的。
と理由も大きいです。
例えば、香港に旅行に行ってHSBC香港の口座からキャッシュカードを使って出金すれば、自分の口座から出すだけですから両替手数料が要りません。
そして何より、よく言われる通り分散してお金を保管しておくことが、何が起こるかわからないからこそ重要なことだと思っています。
確かに日本の銀行の金利に比べたら外国の銀行は軒並み高い。
でもその恩恵をはっきりわかるように受け取るには、残念ながら元本が小さすぎます。
(一億円くらいあれば大きな違いをかんじるのでしょうけど)
外貨預金で日本の銀行に置いとけばいいんじゃない?とも思いますが、それだと本当の意味での分散にならなくて、預けている日本の銀行に何かあれば全てが価値を失ってしまいます。
だからできるだけ、
保有する通貨の母国で、しかも日本にいながらにしてそこそこ便利に使える銀行口座を開設し、保有するようにしていきたいと思っています。
あと、外国好きの私にとっては、
『外国に口座を持ち通貨を保有すること自体が単純に楽しみに一つ』
でもあります。
お金は、自分自身の感情の集合体。
そんな風に思っているので、ガツガツ気合を入れて稼いだり貯めたりするよりも楽しみながらお金とお付き合いしたいと思っています。
多くの外国の銀行は、「口座維持管理手数料」というものがかかります。
これは一定額以上の残高や取引があればかからなくなったり割引があります。
だから常に一定額以上の残高を残し、時々入出金などで口座を稼動させておかなければなりません。
最近では多くの日本のATMで外国の口座から出金できますが、入金する場合は「送金」となり、多くの手数料がかかります。
そのためにボクは、TransferWise(トランスファーワイズ) という送金サービスを使います。
手数料がとても安く、また、早い!
今までの外貨送金は自分のお金にも関わらず、
・いつ着金するか
・いくら手数料がかかるか
が、とてもわかりにくかったように思います。
それがTransferWise(トランスファーワイズ)なら非常に明確でスピーディ。
メールで段取りの案内や着金予定日などがお知らせされるのも、非常に親切だと思っています。
留学している子どもに比較的大きなお金を送るときはもちろん、ボクのような海外口座を持っている、これから持ちたいという人にもおすすめのサービス。
もし送金の機会があれば使ってみてくださいね!
その便利さに驚くとともに、このサービスができた経緯などにちょっと感動すると思います。