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香港のカントリーリスク 中国化が心配

投稿日:2019年5月6日 更新日:

アジアのオフショアとして発展し、私自身も将来の年金の補完のために保険を契約したこともあり、そして、旅先としても魅力を感じている香港。

先日、若い人と話している中で

香港って20年ほど前までイギリス領だったんだよ

 

 

えっ?まじですか?中国じゃなかったんですか?

 

という会話になりました。

 

 

香港は、1997年7月にイギリスから中国に返還されて主権が中国にありながら現在も一国二制度が認められ、資本主義体制が維持されています。

 

ちなみに、アジアの一大カジノリゾート マカオも1999年にポルトガルから返還されたんですよね。

 

しかし、その香港が2035年に「特別行政区」ではなくなってしまう可能性が高くなっています。

中国政府が「大湾区計画の概要」を発表したのです。

 

今後、香港の魅力は大きな中国に飲み込まれてなくなってしまうのでしょうか。



大湾区計画で中国の狙いは?

大湾区とは、香港特別行政区、マカオ特別行政区、広東省の3つのエリアの総称です。

 

広東省はともかく、香港とマカオはそれぞれイギリス・ポルトガルに統治されてきた影響も濃く、経済の活力と開放性は、大きな魅力です。

 

好き嫌いも大いに入りますが、中国にいくのと香港に行くのとでは、気持ちの上でテンションが違います。

 

香港はアジアのオフショアとして世界でも有数の発展を遂げていますので、中国としても今後のさらなる発展を考えた時に、非常に重要な地域なのです。

 

 

香港が中国に返還される際に、一国二制度に基づいて植民地返還から当初の50年間は社会主義制度を導入せず、従来の資本主義制度や生活様式を保持した状態での「高度の自治」を認めるとしてきました。

 

ですが実態として現在、一国二制度の体制は弱まりつつあり中国政府の干渉が年々強まり香港の中国化が進んでいるそうです。

 

香港は今や株式時価総額で日本を抜き世界3位(1位:アメリカ、2位:中国)ですが、2位と3位が一体となれば、ますます世界において立場は強くなりますよね。

 

そして、13億人を誇る中国の中から優秀な人たちを選んでこの大湾区に集中させれば、世界に誇れ、強烈なアピールとなること間違いないと思います。

 

実際、広東省の深センはファーウェイで有名になっていますし、テクノロジーでも経済でも世界から一目置かれる地域になるポテンシャルをすでに持っています。

 

自由度は低下するかも

現在の香港の魅力は、何と言っても(中国なのに)オープンで自由なところです。

 

日本人のように愛想笑いをするかといえばそうではありませんが、とても親切で友好的です。

 

例えば、先日(2019年4月)に香港に行った時も、電源アダプターを持っていくのを忘れてその辺のお店で安いやつを買ったのですが、いざ ホテルのコンセントに繋ごうと思ったら、形状が違う。

で、仕方なくもう一個買おうかな・・・ と思って同じ店に行ったら先に買ったやつと交換で異なる形状のものを3つ貸してくれて、合うやつ以外はあとで返してくれと言ってくれたり。

 

ちょっと体調崩して喉が痛かったのですが、ふらっと入った普通の中華屋さんでチンゲンサイ炒めだけを頼んだら「体調でも悪いのか?もっと食べないのか?」と聞いてくれて。

喉が痛いと言ったら、 喉の痛みにいいからとわざわざメニューにないお茶を用意してくれたり(めっちゃ苦かったけど)。

 

一見、愛想悪いのですが、実はフレンドリーなんですよね。

 

もし、中国が本気で香港を飲み込んだら政府の抑圧も強くなり、言論の自由や情報の統制がもっと図られ強まるのだろうなと思います。

 

そうなると、人としての自由度もなくなって香港の魅力は薄くなっていくかもしれません。

 

投資対象として

ただ、そうはいってもこの流れは僕に止められるものではなく、どうしょうもありません。

 

香港が中国の一部としてマカオ・広州も含めてますます発展すれば、香港に投資するというよりも中国への投資となります。

 

今は「香港の」会社(FTライフ、サンライフ)の保険を買ったり、HSBC香港に口座を持ったりしています。

 

でも今後は、「中国の」会社の商品を買っている・・・ となっていくのかもしれません。

 

とはいえ、投資は投資。

 

しっかりと出口で望む結果を得ないといけません。

 

大湾区が理想的な発展をしてくれるのを祈るばかりです。



まとめ

初めて香港に行ったのは、中国に返還される直前の1996年ごろでした。

 

この時、まだアジアのTOPは日本でしたが、「すぐに抜かれるな」と思いました。

それくらいエネルギーがあって活力にみなぎっていると感じました。

 

香港のカントリーリスクと言われることもある「中国による統治」ですが、単純に中国に飲み込まれる訳ではなく、当然、中国も香港の世界と経済的に繋ぐ役割を推し進めると思います。

 

 

過度な言論統制や情報の自由度が下がってしまわないよう、願うばかりです。

 

ちなみに、今、契約している保険についてはなんら心配はしていません。

 

 

 

中国は統制を強めつつ香港を経済的・テクノロジー的に様々な発展をしていくし、香港が培ってきた魅力はそのまま生かされるのではないか・・ と思っています。



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