などとTVCMなどでも観ますし、主に主婦層をターゲットにした情報番組でも特集を組んだりしています。
パンフレットや営業トークの注意点を紹介しつつ不安を煽る感じで保険の必要性を訴えています。
保険には入るもの
もしかしたら社会人になったとたん、親から「もう社会人なんだから、保険に入っておきなさいよ!」といわれた人もいるかもしれません。
日本では「保険には、入っておくべき」と考えられていますが、欧米ではどちらかと言うと「保険はできるだけ入らない」のが常識です。
そもそも、歴史や社会の仕組み、社会保障制度が違うので保険というものへの関心や価値観も違って当然ですが、日本のように国民皆保険制度がないアメリカでは、その補完として民間の医療保険が発達してきました。
その中心は、年金と医療です。
日本も最近では考え方に少し変化があるようですが、死亡保険に入るのは住宅ローンを組んだときくらいだそうです。
また、イギリスやフランスでは一時払いの貯蓄性保険が中心です。
両国とも高福祉国家なので、医療保険や死亡保険にはほとんど入らないそうです。
ん? 国民皆保険制度のある高福祉国家 日本は・・・?
ある意味、世界に誇れる充実した保険制度がありながらこれほど多くの保険に入る国民は、世界を見渡しても特殊なようです。
高い保険料
日米の生命保険料を同等プランで比較してみると、日本の保険料はアメリカの2~4倍と言われています。
さらにアメリカでは喫煙・非喫煙や健康の状態に応じて細かく保険料を分けるので、場合によっては日本の5分の1程度になることもあるそうです。
なんでしょう・・・ この保険料の差は?
保険料の原価や人件費などを含む手数料が高いことや運用利回りが低いことが大きな原因です。
保険料は
1.純保険料(年齢・性別・金利水準などで変化する保険の原価)
2.付加保険料(保険会社の運営経費)
で、構成されています。
ちなみに、これだけで理解が進むものではありませんが、ライフネット生命保険株式会社は運営経費にあたる付加保険料の割合を開示しています。
純保険料はあまり差は生まれませんが、保険会社を運営する上で必要になる経費である付加保険料の差が、そのまま保険料の差と言えます。
だからネット限定の商品は人件費が削減できるため対面販売よりも安いんですね。
ほぼ日本だけで売れている保険は・・・
保険商品の中でも「大ヒット」といわれているのが、がん保険 ですが、欧米ではほとんど売れていない(売られていない)そうです。
それは、がんの治療費は医療保険でカバーされるので、がん という特定の病気だけを対象にした保険はそもそも不要 と考えられているからです。
日本は国民皆保険制度の高福祉国家。
ほとんどの人が公的保険と高額療養費制度でカバーできるのに、売れる がん保険。
確かに、若いうちに 社会人になってまもなくがんにかかってしまったら・・・ と考えると「がんと診断されたら戦う費用300万を一括で」とかいう文句にひかれる気持ちもわからなくないですが、本当に必要なのかよく吟味したほうがよさそうですね!
加入を検討すべき保険
今は、よほどでなければ長期入院することはなく(したくてもできず・・・?)、手術でさえ日帰りや数日の入院で済む場合がほとんどです。
そんな中
・世帯主の万が一に備える収入保証保険や定期死亡保険
・仕事に就けないときの所得を補填する就業不能保険
これらは、ボクは価値があると思っています。(あくまで個人的な思いです)
あと、自分年金作りとして「個人年金保険」や「積みたて養老保険」は、日本の場合 利回りが低すぎて・・・
そんな時、
「えっ~! 20年前に知っていたら・・・」というものがありました。
現代は「ジンセイ100年」と言われます。少し前まで「ジンセイ80年」と言われていたのでちょうど20年後ろ倒しになりました・・・
長生きしてしまうリスクに備えて、自分年金作りのひとつとして・・・
また、ボクは子供はいませんが、被保険者の名義が変えられる、実質 相続に使える保険商品があることを知り、契約してこようと思っています。
本当に、20~30代にもっとマネーリテラシーを高める努力をしていたら・・・ と思いますがいまさら後悔しても始まりません!
始めるのに遅すぎることなんかないですもんね!
ただ、今 20代の方には是非お金の勉強をしておくことを強くおすすめしたいです!
ちなみに、ここまで書いたことは個人の感想や価値観です。情報の一助として参考として捉えて頂けたら幸いです。