やばい!
・高い金利(年8.56%)
・高い値上がり益(S&P500 × 150%)
そのどちらかをもらえる仕組債
仕組み債といえば複雑な仕組みやそれゆえの隠れコスト、リスクとリターンの不均衡で日本では悪評が高いですね。
海外の仕組債は日本のそれとは違っているのですが特に投資を勧めているわけではないので、
あくまで参考に
へぇ〜
そういうものがあるんだ〜
くらいの認識でお読みください。
条件やポイント
- この仕組み債の発行体は欧州系大手銀行(最高位格付けA1+)
- 3年満期だが、いつまで運用するかは発行体次第(3年未満での早期償還の可能性あり)
- 早期償還時は年8.56%
という高い金利がもらえ、満期まで持ったらS&P500 × 150%という高い値上がり益がもらえる - ただし満期時の株価水準が運用開始時の70~100%
であれば元本100%のみでの償還(元本確保) - 70%
以下であれば、その時価で償還( これが唯一の損失ケース)
簡単にいえば
- 金利:年8.56%
- 値上がり益:S&P500 ×150%(1.5倍)
のどちらかをもらおうという仕組債です。
3年満期ですが、
運用期間中は発行体(欧州系大手銀行)が早期償還をするかどうかを決める権利を持っています。
▶️ 早期償還となった場合・・・
年8.56%(経過年数分)の金利がもらえた上で元本100%が返ってくる!
▶️ 早期償還をせず、満期(3年後)までそのまま運用を続けた場合・・・
S&P500の株価が運用開始時点の水準(100%)以上であれば、元本+S&P500 ×150%(1.5倍)で償還!
仮にS&P500が125%(これが3年の平均値)上がっていたとすれば、137.5%(+37.5%のリターン)が出ることになりますね。
満期時にS&P500の株価が運用開始時点の水準(100%)よりも下回っているけれど、70%(-30%)以上であれば、元本100%で償還(元本確保)し、この投資は±0で終わります。
▶️ 損失が出るケース
満期(3年後)まで運用されたけれど、S&P500の株価が運用開始時点の水準から70%(-30%)を下回っている場合、その時の時価で償還となります。
-50%であれば、この投資も-50%ということになります。
つまり・・・
今後3年間でS&P500がどうなるか?というのがこの投資のポイントとなります。
S&P500の過去5年の推移を見ると・・・
昨年(2022年)は大きく下げたにもかかわらず5年の範囲で見ると、その収益率は50%を超えます。
まぁ、
S&P500を持っていれば資産が順調に増えていくわけ。
それでも一つの考え方や投資戦略として3年ごとの満期を作り、コンスタントに利益確定していくというのも大事です。