将来、「年金だけでは2000万円足りない」という金融庁からの発表は、貯蓄から投資への流れを加速させるための「煽り」が裏テーマ・・・ だったとしたら、今の所 金融庁の思惑通りです。
あれ以来 急速にマネーセミナーへの参加が増えたり、証券口座の開設申し込みが増えたりしているようです。
貯蓄から投資へと目を向けることは、個人的にはいいことだと思います。
この機会に改めて、自分への戒めも含めて「資産運用」について考えてみたいと思います。
目次
資産運用と投機
なんとなくのイメージで、資産運用とは安全性の高いもので投機とはギャンブル的なもの というイメージはないでしょうか。
わたしは、

と思っていました。
後からわかったことですが、この辺の考え方から間違っています。
まずは、資産運用と投機の違いをしっかりと認識しておくことが大切だと、今では感じています。
投機には再現性がない
将来の資産形成のために、FXやバイナリー、仮想通貨取引をしている人も多いと思います。
また、「とりあえずお金を作らなきゃ」ということで、そういうものをやろうと考えている人もいるかと思います。
でも、認識しておかないといけないのは、そういうものは値上がりや値下がりという「機会」に対して資金を「投じる」もの。
言ってしまえば、確率の世界です。
言ってしまえば、競馬や競輪、宝くじと同じです。
確率は統計であり、統計を活用すれば勝つ確率はあげられるという人もいます。
確かに、競馬は血統や騎手の影響もありますので、統計学的な側面も持ち合わせますが、原則として長期的に安定して勝ち続けることはできません。
そして、FX必勝法などという情報商材を頼りにしたり、LINEグループで勝てる情報を共有したりということは、たまたまうまくいったことを誇大にしているものが大部分であり、再現性はありません。
FXや仮想通貨で儲けている人がセミナーや出版、オンラインサロン活動に積極的なのは、再現性がない、でも失敗しても「自己責任」といえば自分に責任はないことにできるとわかっているからです。
たまたまうまくいった偶然性の高いものを商材にして、安定的に収益を得られるものを作ろうとしているわけですね。
例えるなら、
バットを振ったらたまたま当たり、たまたまいいところに飛んでヒットになった。
その機会を捉えて、「ヒットを2000本打つ方法 名球会入りして将来の安定を築く方法を教えます」と言っているようなもの。
こうした「偶然の産物」に過大な期待をもったり、大切な資本を投じてはいけません。
おすすめのFXの活用法
ただ、全てのFXや仮想通貨取引がダメだと言っているわけではありません。
宝くじを買うような感覚で、「今自分が投じたものは偶然性の高いものであり、ギャンブルだ」という認識のもとであれば、それは「偶然」大きなお金を生み出すかもしれません。
FXや宝くじなど「投機」を自分のメンタルの状態、「自分のあり方」を知るために活かす方法はあります。
たまたま勝った時に「もっとつぎ込んでおけばよかった」という気持ちになったり、たまたま負けた時に「やっぱりやめておけばよかった」と思ったり・・・
そこにお金を投じる時と結果が出た時に自分の中からどんな感情が湧き上がってくるかを確かめる。
そのことを通じて、自分の今の状態を知るという投機の活用法はあります。
勝った時に「もっともっと」と思うのであれば、非常に危険。
スッテンテンになってしまう危険に踏み込んでいる状態だと認識した方がよいと思います。
個人が資産運用する上での資産
資産とは、資本(お金)を投じて次の資本を生み出すものを言います。
個人がもつ「資産」として認識しておくべきものは、
「株」「債権」「不動産」
の、3つ程度だと考えるのが妥当です。
「株」は出資した会社の実質的なオーナーとなり、
「債権」は貸し出した先の実質的なオーナーとなり、
「不動産」は貸し出した相手に対してオーナーとなります。
いずれも、所有していると資本を生み続けます。
投資信託や保険で運用するのは形を変えた株や債権への投資ですから、資産といえます。
株や債権、場合によっては不動産をより買いやすくしたのが投資信託であり保険であるといえますね。
個人が資本を生み出す資産を持つならば、まずは投資信託や保険を買うのがおすすめです。
ボクはその資産にオフショアの保険を選んでいます。
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リスクの考え方
投資や運用、金融商品を考える時に「リスク」を認識しておかないといけません。
リスクとは一般的に「危険性」と言った意味で使いますが、投資・運用においては「ブレ」や「差」といった意味で使います。
別の言い方をすれば、資金とリターンの変動幅のこと。
例えば、100万円(相当)を投じた場合、
日本の銀行の定期預金(金利0.1%とする)で3年後のリターンは約3000円ですが、
ボクも活用しているインベスターズトラスト社の固定金利もの(3年:2.25%)なら、67,500円相当になります。
その差は約20倍。
ただし、外国で運用するとなると為替差(為替リスク)もありますので全体としてどう捉えるかが大切ですが、「リスクは低い方がいい」と考えることが、必ずしもそうとはいえません。
リスクが高いものへも投資する
ちょっと怖い気もすると思いますが、「リスクが高いものへの投資」を行わないといけないとも言えます。
なぜなら、リスクが低い(小さい)ものは当然リターンも少ない。
資金を投じていた時間を考慮すると、その低いリスクで得たリターンは満足の行くものか?ということも、考えないといけないからです。
先ほどの例で、
3年で3000円
3年で6万円
だと、100万円を3年という時間、拘束してしまうのに見合うのはどっち? という考え方もしないといけないということです。
まとめ
資産運用とは、
資本(お金)を投じて次の資本を生み出すための方法 と言えます。
多くの人は将来のためにはお金を貯める必要がある。
そのために、お金を使わず預貯金で貯めておくのが一番だ。
と思っていました。
でも、世界でも稀に見るほど低い金利のせいで、今の日本ではそれだけで将来の安心を築くのは難しくなってしまっています。
そして、日本は世界でも稀に見る「幸福度の低い国」とも言われますが、
- 将来の安心が持てない
- お金を貯める必要がある
- 使えるお金が減る
- ストレスが貯まる
- お金を使っていないのに安心が持てない
というスパイラルに陥っているような気がします。
少し視野を広く持って、マネーリテラシーをつけるような努力をしていくと、ほんの少し自分の世界が広がっていく感覚を持てるはず。
このブログが多くの人のそのきっかけになればいいなと思います。
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