人生における悩みやストレスは、その9割が人間関係に起因すると言われています。
人付き合いが得意ではない自分も、そう思います。
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でも、よく考えてみてください。
無理して付き合う必要、ありますか?
特に、内向型の人は一人の時間を大切にした方が人生の幸福度や満足度が格段に上がるので、多くの友達は必要ありません。
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自分がいかに幸せに生きるかが重要なので、人付き合いがうっとうしいなら無理して他人と関わりを持つ必要はありませんが、そう言うわけにもいかないからストレスを感じたり悩んだりするんですよね。
この記事では、そんなあなたに少しでも幸せを感じて生きていくコツをお伝えできたらいいなと思います。
目次
内向型の人は無理に人と関わる必要はない
幼稚園や保育園、小学校に入った時にきっと、「友達100人できるかな」の歌を歌いましたよね?
一般に、友達は多い方がいいとされています。
きっとあなたも子どもの頃から、
- 友達は多い方がいい
- 人との関わり合いの中で成長ができる
- コミュニケーション能力を高めなさい
などと言われて来たと思います。
もしかしたらあなたも「友達は多い方がいいよね・・・」と思いつつ、そんなに友達が多くない、必要としていない自分を否定しながら生きているのではありませんか?
結論から言うと、
無理に関わる必要は、全くもってありません!
特に、内向型の人には多くの人間関係は必要ないのです!
あなたは、
人付き合いが苦手なのではなくて、幸せに生きていく上で多くの人付き合いを必要としない人
なのです。
にも関わらず、
親をはじめとする大人たちの圧力や世の中の「外向型のほうが生きやすい」暗黙のルールに従って、無理に友達を作ろうとしてきた。
無理してたくさんの人と人間関係を築こうとしてきたので、それが大きなストレスを生み出していました。
内向型の人は少数の親密な関係を持てれば人生の幸福感が築けます。
無理に人間関係を広げようとする必要は、全くもってありません。
むしろ、広げない方が幸せを感じることができるんです。
人間関係の構築においては、世間一般の常識や暗黙のルールに従ってしまうと生きづらくなってしまうのが、内向型の特徴です。
内向型のコミュニケーションの特徴
世の中、外向型の人が生きやすい常識やルールが一般的。
だから、「友達は多い方がいい」とか「誰とでも仲良くしなさい」などと外向型が得意な他人との付き合い方を押し付けられてしまいます。
それが苦手な内向型は、ひどい時には
- コミュニケーション能力がない
- 協調性がない
- 付き合いにくくて暗い人
などと言われるときもあります。
でも、内向型の人が人とのコミュニケーションが苦手だというわけではありません。
内向型と外向型とでは、コミュニケーションの取り方、スタイルが違うのです。
内向型の人間関係の特徴は、
- 特定の人と親密かつ良好な関係を築きます
- 多くの人間関係は必要ありません
- 人との交流で体力や精神力などエネルギーを消耗します
対して、
外向型の人間関係の特徴は
- 多数の人と同時に良好な関係を築きます
- 多くの人間関係を必要とします
- 人と交流することでエネルギーを補給します
これは、良いとか悪いとかではなく、単なる特徴です。
ちなみに、「コミュニケーション能力が高い」というのは外向型の人が得意とする人間関係を築くことではなく、その場・そのとき・その人に合わせて必要な関わり方ができる人のこと。
時には、黙って寄り添い一緒に涙を流すことができることもコミュニケーション能力が高くないとできないことですが、このようなコミュニケーションは内向型の人が得意とします。
一般に、口数が多い人や集団の中心にいる人がコミュ力が高いと思われがちですが、内向型の人が得意なのは相手の立場に立って相手のペースに合わせたコミュニケーションスタイルです。
外向型がリードするタイプのコミュニケーションスタイルならば、内向型は寄り添って伴走するようなスタイルといえます。
内向型の生きにくさや悩みの原因
誰でも(外向型の人でも)人間関係で悩むことはあります。
でも、それが原因で「生きにくい」と感じてしまうのは、内向型の特徴のように思います。
生きにくいと感じる原因は、コミュニケーション能力の欠如や根暗な性格だからではありません。
自分の特徴を知らずに、世間の常識や外向型優位の暗黙のルールに合わせなきゃいけないと思い込んでいるからです。
内向型が思い込みがちなこと
- 誰とでも、多くの人と仲良くなれないとダメ
- 休憩時間やランチタイムに一人で過ごす人はコミュニケーション能力がない(そんな自分はダメだ)
- 興味のない話題に付き合ったり、大勢で行く飲み会に参加したくないと思うことは社交的ではない(社交的にならないといけない)
こんな思い込みがあるからこその、生きづらさ なんですよね。
世間一般の常識や暗黙のルールに合わせる自分。
他人のペースに合わせてしまう自分。
それが、生きづらさを感じ、苦痛な人生を歩む原因です。
もうそんな「自分を殺した生き方」をやめて、自分を解放してあげてほしいなと思います。
内向型は他人に悪影響を与えない
もしあなたが、
- 一人でいることも孤独とは感じない
- 他人に合わせるのは苦痛
- 誰かと一緒にいても、必要がなければ話さなくても平気
というのであれば、内向型なのかもしれません。
内向型の人は友人から
- 一緒にいるとなんか落ち着く
- つい気を許してなんでも話しちゃう
- そばにいてくれると安心感があって、気持ちがラク
- なんだかいつも落ち着いてるね!
などと言われることが多いのも特徴です。
それこそ、内向型の長所であり本来の姿なんですね!
内向型は、発するエネルギーが小さいので、他人に悪影響を与えません。
人に関わらない生き方
内向型は、一人でいることをあまり苦痛に思いません。
外向型が他人からエネルギーを与え、奪うのに対して、内向型は自らの内側からエネルギーを生み出すことができます。
だからと言って、他人とのコミュニケーションが必要ないかというと、そんなことはありません。
誰かと話したい時だってありますし、人恋しく感じることだってあります。
そんな時は、仲のいい気が許せる人とだけ、思う存分、コミュニケーションを取りましょう!
無理して人に関わらない生き方でも幸せな人生を送れるのは、内向型の特徴です。
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まとめ 無理して他人と関わらない生き方こそ幸せのコツ
無理して嫌な人に付き合ったり話しを合わせたりする必要は全くありません。
ポイント
- 内向型は、少しの刺激で充足します
- 外向型は、多くの刺激を必要とします
人とのコミュニケーションも「刺激」です 。
内向型の人は少しの刺激で満足することができます。
だから一人が好きだったり、少数の友達と深く付き合うことを好みます。
逆に大人数の飲み会やパーティなどでは、刺激が多すぎるために消耗し、疲れてしまいます。
内向型・外向型それぞれにあった人付き合いの形があり、内向型の人が外向型の人のように多くの人と交流をしようとすると消耗して、それがストレスとなってしまうんですね。
そして、内向型でもそうでなかったとしても、内向型のことを知ってもらえたらいいなと思います。
特に、内向型のお子さんを持つ親御さん、学校の先生や企業の教育担当者にはぜひ読んでいただきたい本です。
あなたが幸せを感じて生きていることが一番大切
世間一般には、まだまだ外向型のルールが常識です。
一番大切なのは、本当にあなたが幸せを感じて生きているかどうかです。
友達が少なくても他人からどう思われて、あなたが幸せであればそれでいいと思うのです。
世の中の常識というつまらない概念に縛られず、自分自身を人生に反映させて生きて行きましょう!