「もっとお金持ちの家に生まれたら、こんなに苦労しなかったのに」
「もしあの人みたいに美人だったら、もっと人生が楽しかったのに」
「もしあの時気がついてもっと勉強してたら、今ごろ幸せになっていたかも」
そんな風に今の自分を低く評価して、
もしあのときこうしていたら・・・
あるいは、
もしこうならば・・・
と、今の自分の姿や状況を嘆いていませんか?
それ、全く無意味でストレスが増幅するだけなので、やめましょう。
過去に原因を求めるのは無意味
今の自分は過去からの積み重ね・・・
もし、今 うまく言っていないとしても過去の自分のせいだから仕方がない・・・
つい、こんな風に「ものわかりが良い人」を演じてしまいそうですが、今の原因を過去に求めてしまうのは全くの無意味です。
なぜなら、そこには少なくとも2つの大きな考え違いがあるからです。
いつも理想を実現した自分を描いている
一つめの考え違いは、「もし〜だったら」で考える未来は、いつもバラ色なことです。
なぜだかわかりませんが、
「もし〜だったら、・・・なのに。」で描く姿は、理想を実現した姿です。
もしお金持ちの家に生まれても必ずしも自分がお金持ちになれるとは限らないし、もしかしたら相続問題で騒動に巻き込まれたり、破産したり、犯罪に巻き込まれるかもしれません。
美人に生まれたとしても、必ずしも自分が好きな人に好かれるとは限りません。
勉強していい大学を出ても、いい会社に入っても、全ての人が幸せを感じて生きているわけではありません。
だから、
「もし〜だったら」だとしても、
「・・・なのに。。。」が実現するとは限りません。
と考えると、あなたの思い描く
「もし〜だったら、・・・なのに。。。」 は、全く無意味な考え違いなことがわかります。
結果の原因は過去にはない
もう一つの考え違いは、結果の原因が過去にあると思っているところです。
「(今)お金に苦労しているのは(過去)お金持ちの家に生まれなかったからだ」
とか、
「(今)幸せじゃないのは(過去)勉強しなくていい大学、いい企業に入れなかったからだ」
などと、今の原因を過去に求めがちです。
どうしても
「現在の結果は、過去が原因だ」
「現在の行動が、未来を作る」
という考え方を持ちがちですが、実はその考え方は正解ではありません。
「結果の原因は過去にはない」といってもわかりにくかもしれないので少し噛み砕くと、
今、お金に苦労しているという結果(現状)の原因は、
(過去) お金持ちの家に生まれなかった
(過去)いい大学に行かなかった
(過去)ビジネスの才能がなかった
から・・・ ではないのです。
仮に、現在の状況が過去に原因があるのなら、
お金持ちの家に生まれなかった人はみんな、お金に苦労することになります。
いい大学に行かなかった人はみんな、お金に苦労することになります。
ビジネスの才能がない普通の人はみんな、お金に苦労することになります。
そんなことありませんよね?
今は未来で決まる
幸せに生きていくために重要な考え方は、原因を過去に求めないことです。
一般的に、
過去からの積み重ねで未来は決まるという考え方が根強くマジョリティなため、それに異を唱えるのは難しく勇気のいること。
視点を未来に向ける。
つまり、理想的な未来を思い描くことで 今 何をすべきかについての情報に気づけるようになり、その気づきから 今 自分が何をすべきかが明確にわかるようになります。
よく、理想的な現在を過ごしている人が、「小さい時から○○になりたいと思っていた」といったことを言う場面がありますよね。
それは、
未来がはっきりしているために 今やるべきことに気づくことができた。
だから、思い描いていた未来が現状となった。
ということです。
仮に、今 お金に困っている人は、理想的な未来をまずは思い描きましょう。
そうすると、
その未来を実現するための様々な情報に気がつくことができるようになります。
今、理想的な状態でない人は、
未来が理想的な状態になっていないから。
過去に原因を求めるのをやめて、未来に原因を作りましょう!