ボクにはちょっとした夢があります。
それは、登山家を魅了してやまない世界の名峰を観に行くこと。
登りたいのではなく観に行きたいのですが、それでも、あまりにも体力がなさすぎて「やばい」ので、少しずつ鍛えようと思っています。
チョモランマの絶景ポイントは標高5000m級の峠だと聞きますし、歩いていくわけじゃなくても体力必要そうですから^^;
ボクの住まいから車で20分も走れば、滋賀県最高峰 日本百名山の一つ 伊吹山の麓まで行けます。
そしてこの伊吹山。
山頂付近まで車で行けて、駐車場から歩いて30分ほどで山頂までいける、とても初心者に優しい山ということで、行ってみました。
[aside type="boader"]伊吹山基本情報
滋賀県と岐阜県の県境に位置する標高1,377mの山。日本百名山の一つで、高山植物には伊吹山固有のものも多く、貴重な自然の宝庫。歴史的にも古事記や日本書紀にも登場し、ヤマトタケルノミコト(日本武尊)や松尾芭蕉のゆかりの山とも言われます。伊吹山付近は冬場は積雪が多く、付近を走る東海道新幹線の雪の難所。昭和2年に記録した積雪 11.82mは世界記録です。名水の宝庫でもあり、また、日本そば発祥の地とも言われています。また、ヨモギや薬草も有名です。[/aside]
目次
ドライブウェイで楽々!山頂近くまで約20分のドライブ
伊吹山は山頂近くまでドライブウェイが通じており、麓から車でなら約20分で山頂駐車場まで行けます。
この伊吹山のドライブウェイ。
冬場は雪が多いため閉鎖されていて、毎年4月中旬からGW前に開通します。(雪の量によって多少前後します)
通行料は車(普通車・軽自動車)で3,090円(2019年10月からは消費税増税で3140円になりました)でちょっとお高めな感じですが、(2019年の場合)4月20日と21日は半額の1,550円で通行できます。
ドライブウェイはとても走りやすいですが、日陰には雪があったり(路面にはありません)して目を奪われたり、綺麗な景色に見とれそうになってしまうので、運転には注意が必要です。
【メモ】伊吹山ドライブウェイ
【ドライブウェイとスカイテラス(売店など)の営業期間と時間】
期間 | 道路営業時間 | スカイテラス伊吹山営業時間 |
---|---|---|
春季 4月第3土曜日~7月第3土曜の前日 | 8時~20時 | 10時~16時 |
夏季 7月第3土曜日~8月 | 3時~21時 | 9時~18時 |
秋季 9月 | 8時~20時 | 10時~16時 |
秋季 10月~11月最終日曜日 | 8時~19時 | 10時~16時 |
★最終入場は道路営業終了時間の2時間前
わたし的には10月下旬から11月初旬の紅葉の季節がおすすめ!
天気が良ければ本当に「絶景」です!
スカイテラス 駐車場から歩いて30分くらいで山頂へ
山頂駐車場はとても広く、大混雑して停めるところがない・・・ ということは、ほとんどないと思います。
駐車場から山頂へは歩いて行きますが、上りコースは2つあって、西コース(約1Km)と中央コース(約500m)があります。(下りは3コースあります)
中央コースは急勾配とのことで、超初心者のわたしは西コースを歩くことにしました。
はじめ、なだらかな坂道が続く・・・
この日は涼しくて心地よい風が吹いていて、歩きやすかったです。
山頂まで40分と書かれていますが、今回は11時30分ごろ登山道入り、12時前に山頂につきました。(しかも、途中で写真などを撮りながら)
もっと、本格的なシーズンになれば混雑して大変なことになるのかな・・・ と思います。
とても天気が良くて、ラッキー。
写真の方角は 北陸方面。
多分、白山の方向です。
肉眼で見ると、奥の方に見える雪山が宙に浮いて見えて、面白い景色でした。
気温と服装
登山初心者にとって、どんな服装をしていけば良いか・・・ は悩みどころ。
今回は4月下旬、GW前に行きました。
風は下界より強く、冷たい。
気温で約10度ほど差があるそうです。(体感的にはもう少しあります)
また、季節的にも紫外線が強くなり始める時期だったので、この季節(4月)に行く婆は、サングラスと日焼け止めは準備していったほうがいいと思います。(侮っていた私は、鼻の頭や頬の出っ張りあたりが焼けて、すこしヒリヒリ・・・)
【メモ】持って行った方がいいもの
山頂駐車場まで車で行けるとはいえ、サングラスと日焼け止め、帽子と軽い上着はあった方が良いです。
とはいえ、車で来て山頂まで歩く感じですと、天気にもよりますが、靴はスニーカー、ジーンズと長袖シャツと軽く上に着るものがあれば十分ではないかと思います。
ところどころ、ゴツゴツとした石がむき出しで、ボーッと歩いていたら足をくじきそうです。
サンダルみたいなので歩いている若い女性もいましたが、最低限 スニーカーが良いでしょう。
選んだ西コースは比較的なだらかですが、途中、こんな感じの岩場もあります。
まだ4月は緑がないですが、5月〜7月にかけては季節も良くて高山植物もたくさん咲くようですよ!
上の絵は、方角としては北西方向。
眼下は長浜市高月とか木之本とかです。
琵琶湖に浮かぶ竹生島が小さく見えます。
こっちは、米原市から彦根市方面です。
山頂にトイレあります
山頂まで200m 10分となっていますが、実際には5分くらいでつきます。
遠くに見える三角屋根の建物は、山頂のトイレです。(女性トイレは不明ですが、男性トイレはまぁまぁ清潔でした。)
足元はゴツゴツと石がありますので、運動不足だとで膝や足首に負担があります。(家に帰ってから痛みが出ました)
⬆︎ 鹿のツノ。
ここでも高山植物への食害があるらしいです。
山頂にも売店があります
山頂にトイレも売店もあります。
空気が薄い感じとかは、全くありません。
1300m程度だと、高山病などの心配はほぼなさそうです。
小さい子とか、走ってました。(大丈夫なのかな・・・?)
それでも、88度くらいでお水は沸騰するようですし、ポテトチップスの袋はパンパンになります。
気圧はやはり低いので、もししんどくなったら無理しないほうが良さそうですね。
山頂に到着!
ヤマトタケルノミコト
古事記では「倭建命」、日本書紀では「日本武尊」と表記されています。 今から2千年ほど前、日本武尊は伊吹山の荒神を退治しに伊吹山に登りますが、途中で白い大きな猪と出会います。 日本武尊はこの猪を「伊吹の荒神の使いの者」と思い、「今殺さなくても、帰りに殺してやろう」と言われたが、この猪こそ伊吹の荒神自身だったのです。 荒神は日本武尊の言葉を聞いて大氷雨(雨と霧)を降らせ日本武尊は命からがら下山します。 伊吹山の麓に湧き出る清水のもとで休みようやく正気を取り戻します。 (伊吹山公式HPより)
でも結局、この時の体調不良が元となって、命を落とすことになるんですよね?(違いました・・・?)
山頂は結構広くて、たくさんの人が景色を楽しんだりお弁当を食べたりしていました。
でも、ゴミ箱がないんですよ・・・
ちゃんと持ち帰りましょう!
売店は何店かありますが、どこも置いているものは変わりません。
食べ物は、ソバ・丼もの・コーヒーとかよもぎ餅とか、ソフトクリームとか。
お値段はソバ650円、カレー750円、ソフトクリーム400円とか・・・
よもぎ餅はお店によって1個150円〜180円とばらつきがありました。
こちらは、岐阜県・長野県方面です。
遠くに見える雪山は、日本アルプスだそうです(近くのおじさんたちがそう言ってました)
下山 中央登山道は膝に注意
山頂から駐車場に降りる道は、3本あります。
西登山道(登ってきた道)・中央登山道・東登山道(下山専用)です。
東登山道は狭くて長いとのことで、500m(20分)の中央登山道を選択しました。
ところがですね・・・
下山にこの中央登山道は、ちょっと足への負担、特に膝や足首への負担が大きいので、不安のある人はやめたほうがいいと思います。
長くて、わりと急な階段を降りることになります。
しんどそうでしょ。。。?
山頂から15分くらいで駐車場に降りることができるので、早いのは早いですけどね。
登山初心者にもお手軽に楽しめる伊吹山
標高1377m。
滋賀県最高峰の伊吹山は、ドライブウェイで車で山頂付近まで行けますので、お手軽です。
歩いて麓から登っても慣れたら4時間くらいだそうです。
車で夕景を観にいくのもいいですね!
琵琶湖に沈む夕日は、きっと最高ですよ!
また、真夏(7月下旬から8月いっぱい)は朝3時から通行可能なので、早めに行って夜空から日の出の時間を楽しむのもいいでしょうね! (伊吹山ドライブウェイ公式HP:http://www.ibukiyama-driveway.jp/)