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ゲストハウスに無料で泊まって越前大野を満喫してきました

日本酒好きの私。

かつて、「美味いにごり酒」を求めて、(仕事を兼ねて)蔵元巡りをしたことがあります。

 

しかし、ひとつ心残りがありました。

 

それは「これは旨い!」と思うにごり酒に出会い、絶対に蔵元を訪れたい! と思いつつその願いが敵わなかった場所。

 

それが、福井県大野市の南部酒造場(花垣)です。

 

お酒に関わる仕事を離れた後でも「いつかは行きたい」と思っていたなか、SAGOJO の無料で泊まることができる地域拠点TENJIKU(テンジク)を利用させていただき、大野市を訪れる機会をいただきました。

 

そこで宿泊させていただいた ゲストハウス 大野の縁側 のオーナーさんの素晴らしいアテンドもあって、花垣のお酒だけでなく大野市の魅力をたくさん味わってきました。

 

TENJIKUやゲストハウス「越前大野の縁側」の魅力とともに、ほんの少しでも大野の街の魅力が伝わればいいなと思い、書いています。

 

SAGOJO(サゴジョー)のTENJIKU(テンジク)とは

今回、無料でゲストハウス「大野の縁側」さんに宿泊させていただいたのは、SAGOJOのTENJIKUという仕組みを利用させていただいたから。

TENJIKUとは「旅 x シゴト」をもっと身近に をコンセプトに、地域で簡単な仕事をするリターンとして、無料で宿泊できるという仕組み。

現在は、吉野町(奈良県)・京丹後市(京都府)・下関市(山口県)・熊野(和歌山県)・糸島市(福岡県)の5拠点を展開しており、今後も全国へ拡大予定で、今回利用させていただいた大野市(福井県)は3月末までの限定の拠点。とはいえ、近日 正式にTENJIKUの拠点として利用できるよう準備を進めているそうです。

<詳しくはこちら>

▶︎ 「旅×シゴト」をもっと身近に。地域のチカラになって無料で泊まる新しい旅のかたち『TENJIKU』

 

 

なお、越前大野という呼称はJRの駅名で、行政区分としては福井県大野市が正式名称。

文中、街を表現する呼称に駅名である「越前大野」を使うことがありますが、ご容赦ください。



 ゲストハウス「越前大野の縁側」

今回、2泊させていただいたのが、JR越前大野駅から徒歩5〜6分のところにある「越前大野の縁側」さん。

 

懐かしい雰囲気の民家を改装した、オーナー:中村和幸さんの自宅兼オフィス兼ゲストハウスです。

 

 

ゲストハウス「越前大野の縁側」

オーナーの思いや活動、ゲストハウスの趣旨や情報は

こちらから ▶︎ https://engawa.naka668.com/room-tour/

Twitter:https://twitter.com/unakamuraya

Instagram:https://www.instagram.com/onoengawa/

泊まってみたいという方は、日程の相談、料金の確認なども含めてまずはSNSやサイトからメッセージなどで問い合わせしてみてください。

 

 

型にはまらないざっくりした感じ

「大野の縁側」の魅力は、オーナーの中村さんの人柄そのもの。

 

また、大野の街をこよなく愛し、人と人との繋がりを大切にされているからこそ、初めて訪れた人でも中村さんと大野の街を歩けば、いろんな人に受け入れてもらえます。

 

私自身、一人旅は好きですが、今回ほど街に溶け込んで観光客としてではない楽しさを味わえたのは、ひとえに中村さんのおかげです。

 

それを言葉で表すのはとても困難ですが、あえていうなら「型にはまらないざっくりした感じ」

 

といっても具体性のかけらもないしいまいちピンとこないと思いますが、感覚的に「なんかよくわからないけど、いいんだな」と捉えてもらえると助かります。(すみません、表現力が乏しくて。。。

 

とはいっても、中村さんが大野の街の人々としっかりした関係性作りをしてくださっているからこそ、なんですよね。

実際、「中村さんの紹介で・・・」と言って訪れたお店では、お店の方の歓迎ぶりにこちらがうれしかったです。

 

中村さんが関係づくりをしっかりされているからこそ、いち観光客の私を温かく受け入れてくださったのだと思います。

 

SAGOJOB(サゴジョブ)

今回、SAGOJOのTENJIKUという仕組みで「おしごと(=SAGOJOB)」をすることを条件に無料で「大野の縁側」に泊まらせていただいたわけですが、その仕事の一つは、大野の縁側のまさに縁側に広がる畑作業。

 

畑作業といっても、春夏野菜のタネまきとちょっとした植樹。

 

蒔いたタネが芽吹き、次のゲストの食材になったらちょっと嬉しいと思いました。

 

花垣のお酒でプチ宴会

今回の越前大野への旅の目的の一つでもある、「花垣のお酒」を楽しむこと。

 

南部酒造場の店舗でお酒を購入し、近所のスーパーで食材を買い、「越前大野の縁側」でお酒と食材のマッチングを楽しむ宴会を開きました。

 

そこには中村さんの「急な」呼びかけにも関わらず、3名の方が参加され、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 

旅に行った街で始めたあった人とお酒を楽しむなんて、あまりないことですよね。

 

 

豪華なものではありませんが、楽しくお酒をいただくことができました。

 



越前大野の街の魅力

越前大野・福井県大野市は雲海に大野城が浮かぶ幻想的な風景で知られています。

 

他には・・・

旨い酒があるところには必ず豊かな名水がありますが、越前大野も例に漏れず、きれいな水が豊富にある街です。

 

また、豊かな自然風景に囲まれた盆地であり、歴史的な背景もあって「小京都」と言われる美しい歴史的な景観の街並みも魅力的です。

 

そして、歴史があり豊かな水、酒や味噌、醤油に代表される発酵文化とそれに伴って「美味いもの」も数多くあります。

 

ゲストハウス「越前大野の縁側」に泊まったら、ぜひ「大野開拓MAP」を持って、街中を散策してください。

 

「大野開拓MAP」はオーナーである中村さん作成の「大野散策の手引書」

ほんの少しですが、わたしもアイデアを出させていただき中村さんが形にしたものです。

 

豊かな湧水

「水は命」ですが、越前大野には街中の至る所に湧水を汲める場所があります。

街の四方を美しい山々に囲まれ、気候的にも雪が多く山からの水が水脈を伝って街に集まる、まさに水の都です。

 

水の流れをみていると、なんだか心清らかになりますね!

 

 

豊かな水が湧き出す越前大野の周囲には、日本百名山のの荒島岳や六呂師高原、刈込池、九頭竜湖など、四季折々の景勝地も数々有しています。

 

登山家や冬のスポーツの拠点として越前大野に滞在する人も多いとのこと。

 

大野城

大野にきたら大野城は外せません。

 

もちろん雲海に浮かぶ大野城を眺めるのも最高ですが、時期や天候など様々な好条件が重なることが必要です。

 

それに期待していくよりも、「天空に続く」ような階段を登り、ひっそりとかつ優雅にたたずむ静寂感を味わうのが、わたしとしてはオススメです。

 

 

何段あるかな・・・と数えながら登り始めたのですが、途中でしんどくて忘れてしまいました。

運動不足の体にはきつい、天空に続く階段です。(別ルートもあります)

 

天守内部は資料館になっていますが、冬季(12月1日〜3月31日)は閉館しています。

天正3年(1575)、金森長近と原政茂が大野郡の一向一揆を収束させた恩賞として、 織田信長が大野郡の3分の2を長近に、3分の1を政茂に与えたといわれています。

 

大野城はその時に築城されました。

 

そう言った歴史的背景も調べてから訪れると、城はもちろん寺社がやたら多い街のつくりからもまた違った趣を感じ取れると思います。

 

大野城公式サイト:https://www.onocastle.net/

 

モモンガコーヒー

中村さんオススメの焙煎珈琲 処 「モモンガコーヒー」

 

こちらのマスターもまた、とてもほんわかしたお人柄。

 

そもそも、お水のおいしい越前大野に店主こだわりのコーヒーを直焙煎。

特に「東ティモールの水出し珈琲が絶品!」と聞いてきたのですが、その日は寒かったのでホットでいただきました。

 

メニューにある「ウォッシュド」と「ナチュラル」の違いについても説明を聞かせていただき、勉強になりました。

 

お店の雰囲気も落ち着きつつ先鋭的といいますか、アートな感じも漂う素敵なお店です。

 

 

本当に移住するとか、生活基盤を大野に移すとかそういうことじゃなくていいから、たまには帰っておいで。大野は癒しのまちだと思うから。 (引用元:大野大人図鑑

とおっしゃる店主 牧野さんのお人柄を現したような、優しくて味わい深いコーヒーを楽しめるお店でした。

 

 

甘いもの:いもきんつば

甘いものは、好きです。

 

好きですが、結局どこに行っても同じようなものがあると思いませんか?

 

確かに、いもきんつばも他の観光地でもあります。

でも、大野の伊藤順和堂さんのそれは、ちょっと違うように感じます。

 

甘さが強いのに、後を引くしつこさがない・・・

しっかり旨味が口の中に残るのに、まとわりつくようなしつこさがないんです。

 

製法やお芋の品質ももちろん良いのでしょうけど、やはり美味いお水も関係しているんですかね?

 

 

出来立てを店内のスペースでいただくのが絶品ですが、持ち帰った時は軽くチンして中のお芋をすこしあたため、外側を軽くカリッとする程度に焼くと、お店で出来立てをいただくのとはまた違った美味しさが際立って絶品でした!

 

 

内田製麺所

お水が美味しいのだから、もちろん蕎麦・麺も美味しいです。

 

大野の縁側 オーナーの中村さんはもちろん、他の方からもかなりお勧めされた 内田製麺所のラーメンと蕎麦。

 

こちらに伺った際、「Youtuberの中村さんにお勧めされて、来ました!」とお伝えすると、とても歓迎していただきました。

 

本当に、単に街を観光化しようとするのではなく街の人たちとしっかりと関係性を築いて「まちと人との関係性づくり」をしっかりされている印象です。

 

 

で、こちら 内田製麺所さんの麺。

 

みなさんがお勧めされるように、モチモチッとした旨味あふれる味わいのラーメンも、こんなに弾力ある美味しいお蕎麦に、なかなか巡り合えないよね・・!というような麺・蕎麦で、絶品でした!

 

おうちに持ち帰り食べましたが、ほんと美味しかったです!

 

 

南部酒造場(花垣)

越前大野を訪れた目的のひとつは、花垣のお酒を飲むことでした。

 

冒頭にも書きましたが、日本中に数ある「にごり酒」の中でも、「旨い!」にごり酒を作っておられます。

 

もちろん にごり酒 だけではなく、全体的に品質が高くて低価格。

 

最近は特に、日本各地に美味しいお酒が増えたと感じていますが、古くからある伝統的な酒蔵の中でも、私としてはかなりオススメです。

 

にごり はもちろんですが、すこしぬるめのお燗にした山廃純米も、旨味引き立つ絶品です!

 

お店で試飲させていただき、好みの味を見つけて購入するのがおすすめです!

 

今回は「にごり酒」はもちろんですが、「山廃純米」のうまさにびっくりしたんですよね〜。

 

唎酒師(ききさけし)的に言えば、醇酒(じゅんしゅ)が好みに合うみたいです。

ってか、花垣の山廃純米が特別に美味しかったのかも。

 

綺麗な水が豊富にあるという環境と、お酒造りのエース的な酒米 五百万石 の日本有数の産地である大野だからこそ、高品質低価格のお酒が味わえるんだなと、関係者のみなさんに感謝せずにはいられません。

 

 

大野には花垣(南部酒造場)の他にも、真名鶴、一乃谷(宇野酒造場)、源平酒造の4蔵があります。

 

 

真名鶴さんはたしか香港でも見て、小規模な酒蔵さんも頑張ってるな〜と思って、とても嬉しかったのを覚えています。

 

東湯(あずま湯)

今回、大野の縁側に2泊させていただいたのですが2泊目の夜、オーナーの中村さんとともに 銭湯へ行きました。

 

ゲストハウスからブラブラ夜道を歩き、およそ15分程度でしょうか。

 

「スーパー」がつかない銭湯は本当に久しぶりでしたが、懐かしい佇まいにほっこりと、体も心も温まりました。

 

 

お風呂で温まった後に、「夢屋」というバーに釣れて行ってもらいましたが、この「銭湯からの一杯」コースも「大野開拓マップ」のちょっとディープなナイトコースに登録してされています!

 



大野の街に溶け込む

あまり有名な観光地と言うわけではない「越前大野」。

車で移動するなら、戦国武将の朝倉氏一族の拠点 一乗谷もありますし、曹洞宗の大本山 永平寺もあります。

 

また、ウィンタースポーツをする人には名の知れた 勝山もあり、最近特に話題の恐竜博物館もあります。

 

しかしながら、そうした「観光客向けコンテンツ」ばかりを押し出すのではなく、実際に町を歩き、周囲の自然に親しみ、現地の人々と会話をすることで、まるでその街に溶け込むような体験ができるのは、ゲストハウス「越前大野の縁側」オーナーの中村さんの手腕によるところが、かなり大きいのではないかと思います。

 

実にディープな大野を、魅力いっぱいに案内してもらえますよ!

 

観光だけでなく街の人と関係を築く

今回、SAGOJOのTENJIKUという「旅 x シゴト」をコンセプトにした仕組みで「越前大野の縁側」を訪れました。

 

過去、携わっていたお酒関連の仕事で、越前大野の酒蔵 「花垣」のにごり酒に魅了されていたこともありますが、もう一つ大きなテーマ(目的)がありました。

 

それは、わたしも日本に眠る未活用の不動産(古家)を活かした投資活動をやりたいと思っているので、そのための情報を集めにいくと言うことです。

 

古民家を改装してゲストハウスやカフェにするというモデルは、もう飽和状態と感じています。

観光客はリピートしにくいのでサスティナブルな活動がしにくいこともあります。

 

今回 越前大野を訪れ、中村さんの活動や関係性作りで「関係人口を増やす」というやり方は、単に観光客誘致だけでない街や地域の人と経済の活性化に大きく影響を与えることだと、実感しました。

 

大切なのは、観光客をたくさん呼び込んで盛り上げることではなく、地域に住んでいる方の普段の生活・活動に関わる人を増やすこと。

 

何か面白いものがあるから・・・ ではなく、その街とそこに住む人に会いにいくと言う人を増やすことが大切なんだと感じます。

 

一過性ではなく、持続的に。

 

これは、今後の活動テーマになると感じています。

 

 

大野はとても素敵な街でした。

歴史、旨いものや旨い酒、自然環境はもちろん優れていますが、なにより人が温かで田舎にありがちな閉鎖的な雰囲気はありません。

 

ただ、そこにどう関わっていくか、関わりを作っていくかが肝なのだと思います。

 

今回の訪問で得た、なかなか文字にしにくい感覚を具現化していきたいと思います。



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