日本産ワインの発展は願ってますが、「国産ワイン」表記禁止を願っています

日本人ってボクも含めて、「日本産」「国産」が大好き。

確かに、なんとなく安心感があるのも事実ですが、こと ワインに関しては「国産ワイン」という表記の禁止を願っています。

 

こんにちは。 以前お酒の販売にも携わっていた 会社員ブロガーの たく です。

 

ワインの産地と地位

ワインの世界的な産地は、フランス・イタリア・スペインなどのヨーロッパがよく知られ、最近ではチリやアメリカ、オーストラリアのワインも欧州産と比べて安価でしかも高品質なため、人気です。

 

最近、日本のワインも品質が上がり、ヨーロッパの一流レストランのワインリストにも加えられていると聞きますが、まだ世界的に見ると地位は低いのかなと思います。

 

もちろんそこにはワインづくりについての歴史や伝統の差、文化の違いはあるのですが、「国産ワイン」の存在を許しているから安易なワインづくりに走る業者が多く、技術の蓄積が生まれないことも原因の一つだと「勝手に」推測しています。

 

国産ワインとは

ワインの原料は、ご存知のように ぶどう です。

通常 ワインは、その国で栽培されたぶどうを使い、その国で醸造・瓶詰めされたワインをその国のワインとして販売したり輸出したりしています。

 

当たり前のことですが、フランスで栽培し採れたぶどうを使ってフランスで醸造したワインのみが「フランス産ワイン」と名乗り、そこには非常に厳格な基準が、ワイン法によって定められています。

これはフランスに限らず、ワインを造る日本以外の国では当然のこと。

 

ところが日本の「国産ワイン」の中には、原料となるぶどうを外国から輸入し、発酵(醸造)・瓶詰めのみ日本国内を行うことで「国産」を名乗っているものが多くあります。

さらに、輸入する原料(ぶどう)も果実のままではなくぶどうジュースとして輸入してそれに手を加え、「国産ワイン」として販売しているものもあります。

 

こうすることで手間と時間がかかる原料のぶどう栽培のコストを省き、安価でそこそこ美味しいワインが飲めるようになったというのは事実ですが、原料が外国産なのに醸造地が日本国内だからといって「国産ワイン」と名乗っていいのかと疑問を感じます。

 

ワイン好きとして思うこと

ボクがワインを飲み始めた頃から比べても日本のワインは、本当に美味しくなりました!

個人的感想ですが、特に最近の赤ワインの品質は世界トップレベルと言ってもいいのではないか・・・ と思うものもありますし、平均値をとってもかなりのハイレベルだと思います。

 

それは、醸造技術はもちろんですが、ワインの原料であるぶどうの栽培技術が上がったからだと思います。

 

日本で栽培されたぶどうを使って造る「日本ワイン」は、本当に美味しいものが増えました。

 

でも、原料を輸入して造る「国産ワイン」はどこか味わいが水っぽく、薄っぺらく感じます。

それは原料のせい、ジュースからワインにするから仕方がないものかもしれませんが、「国産=日本のワイン」と思って飲む人に与える印象は、「日本のワインって、こんなもの・・・」という、がっかりさせるものだと思うんです。

 

これだと、日本ワインの地位向上につながらない。

日本ワインのブランディングの邪魔になると思うんです。

 

日本のワイン醸造に関する法律も、2015年に消費者の混同を防ぐために「日本ワイン」と「国産ワイン」の表記基準を明確にし、今年(2018年)10月からその基準の元、完全施行されます。

 

でもボクは、「国産ワイン」という表記を完全に禁止にして「原料輸入ワイン」などとし、日本ワインとは明確に区別すべきだと思います。

 

そうすることで、「やっぱり日本のワインって美味しいね!」と思う人が増え、そういう人が今後の日本のワインを支えていくベースになると思うんです。

原料を輸入して造るワインが悪いのではなくて、それを「日本ワイン」として誤解し、「チリやフランスは日常的に飲める安くて美味しワインがたくさんあるって聞くけど、国産のワインはダメだね・・・」といった人が生まれてしまうことが大きな問題だと思います。

 

赤ワインを健康増進のために飲んでいた人々

ボクがワインの販売に携わっていたのはもう20年近く前の2000年前後のこと。

 

そのころは赤ワインのポリフェノールが血栓を溶かし、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐことがクローズアップされた時代でした。

動物性の脂質やバターなどを日本より多く摂るフランスで、心臓病が少ないのは赤ワインのおかげ・・・ といったニュースがTVや雑誌でよく取り上げられ、日本人特有の性質でそれらに飛びつき、薬代わりに赤ワインを飲む・・・ という年配の人もいました。

 

正直なところ、「バカだなぁ。。。 ポリフェノールのメリットよりアルコールのデメリットの方が大きいわ・・・」と思いつつ売れるものだから売っていましたが。

メーカーも「お手頃価格で渋み少なく飲みやすい国産のワイン!」といったコピーで、こぞって「国産ワイン」を発売したりしました。

 

でも、ほとんどのお客さんは、「ワインってそんな美味しいもんではないな・・」といいつつ、それこそ薬代わりにだから仕方なしに飲んでいたんです。

 

でも、ワインが好きなのではなく、仕方なしに飲んでいるから赤ワインブームも次第に終焉していったんですね。

 

日本のワインは美味しい!

ボクはワインが好きだから、単なるブームで国産ワインを飲んで「ワインっていまいちだな・・・」っていう感想をもって欲しくないんですね。

 

多少値段が高くても本物を飲んで、日本ワインの実力とその醸造に携わる人々のポリシーを知ってほしいと思いっています。

その上で、「ワインって美味しくないな・・・」と思うなら、それは仕方ないこと。

 

日本のワイン造りに携わる人の深いポリシーを知るのにオススメする本があります。

 

美味しいワインを造るにはぶどう畑、醸造設備を含めたワイナリー造りが重要で、そのワイナリーにたくさんの人が来る仕掛け造り、例えば美しいガーデンやワインと料理を楽しめるレストランも必要、さらにそれらを支える人づくりの重要性を、軽快ながら鋭く描かれた読みやすい本です。

 

そして、この赤ワイン。

日本のワインの実力を知るのにぴったりの美味しいワインですし、日本ワインのこれからが楽しみになるような可能性も感じさせてくれます。

 

毎回 五千円近いワインを飲むわけにいきませんが、日本ワインの実力を知るこのワインをぜひ一度は飲んでみてほしいと思います。

 

ワイナリーに行ってみよう!

ワインは飲む楽しみもありますが、どんな風景の中でどんな人が造っているのかを知ると、もっと愛着が湧いてきます。

 

ボクがワインを好きになったきっかけは、旅行で行ったフランス・ブルゴーニュのぶどう畑の風景を見たからですし、そこでわずか1週間ほどでしたが泊まり込んで、ぶどうの収穫などワイン造りを体験したからです。

そしてその後、仕事でワイン販売に携わるようになり、アメリカ・ナパバレーのロバート・モンダヴィワイナリーで、ワイン造りに関わるスタッフの方々からそのポリシーや考え方を伺う機会を持てたからです。

 

日本にもいいワイナリーが増えてきたので、行ってみてください。

山梨のサントリー登美の丘 や、先ほど紹介した本の著者が作られた 北海道のオチガビワイナリー は、特におすすめです。

 

ワイナリーでたわわに実るぶどうを見たり、ワイン造りのポリシーや込める思いを聞けたりすると日本ワインに愛着が湧いて好きになりますし、「国産ワイン」という曖昧なワインが早くなくなればいいのに・・・ という思いが湧いて来ると思います!

 

日本ワインがまずは日本人に認知され、誇りをもって世界の人々に美味しく飲んでもらえるようになればいいなと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

投資と複業(複数の収入源を持つこと)を活かして、自らが定義する幸せな人生(成幸人生)を歩む。そして、成幸人生を一緒に楽しめる仲間づくりをするためにブログで発信活動を行なっています。 お金の不安が軽減すれば、もっと人生は楽しめる。 付き合う人を選べば、もっと人生は幸せになる。 そのことを自ら実践し、共に人生を楽しむ仲間づくりをしたいと思っています。  ぜひこちらからプロフィールをご覧ください→ https://umikazekaoru.com/profile/